内容説明
経済・物質面でゆたかさを追求した日本、福祉面でゆたかさを求めたデンマーク。世界に誇れる福祉国家に成長したデンマークの、ゆたかさを追い求めた生涯教育システムの全貌を語る。
目次
第1章 生まれてそして―幼児教育
第2章 いよいよ学校に入学―基礎教育
第3章 「おとな」になる前に学ぶこと―中等教育
第4章 貧しき者、汝の名は大学生なり―高等専門教育
第5章 まだまだ続く学びとのつきあい―成人教育
第6章 デンマーク式教育について思うこと
著者等紹介
小島ブンゴード孝子[コジマブンゴードタカコ]
1972年学習院大学英文科を卒業後、学習院初等科英語教師、在デンマーク日本大使館、日本企業のデンマーク支社勤務を経て1983年にユーロ・ジャパン・コミュニケーション社を設立。通訳・翻訳業、福祉・教育・女性問題など多岐分野のデンマーク研修企画や日本での執筆・講演活動を行っている
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感想・レビュー
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tnk.UZ
2
名前ばっかりでその中身は良く知られていない北欧福祉。数字的なデータも多く、概略をつかむには良い本かもしれないが、個人的にはもっと現場的な内容を期待していた。
aika
1
確かにデンマークの教育は素晴らしいと思う。しかし、それをそのまま日本に当てはめてもうまくはいかないだろう。根本的に目指しているものが違うのだから。2012/07/16
aki
1
働かない、自立しない若者が増加しているこの国に参考になるようなシステムがかかれてある。デンマークのような政策をとるべきではと思った。2010/05/27
てつこ
0
デンマークの教育制度について解説した一冊。子供から老年期までの教育について順を追って説明。デンマークの教育が人間形成の面で成果を上げてるのは分かったけど、デンマーク上げ日本下げが度々出てくるのには閉口した。デンマーク式をそのまま日本に持ってきても根付かないと思う。2018/08/08