出版社内容情報
特集:創刊50周年記念 読者の生活史
一九七六年四月の創刊からついに来たのだ半世紀! というわけで、本の雑誌5月号は愛と追憶と感謝の創刊五十周年記念号! 創刊号からの愛読者二名に会いに行く五十年愛独占インタビューから、読者八人の五十年の生活史、出版社、書店、取次、学校図書館、文学賞の五十年に生活史ブックガイド、そして読書をめぐる五十年年表まで、大特集の「読者の生活史」で、本誌も一緒に歩んできた五十年間の出版状況を振り返るのだあ!
新刊めったくたガイドは、ミステリで世界を旅する小山正がいま明かされる「星の王子さま」殺害の真相に仰天すれば、橋本輝幸は己のルーツと向き合うジャミル・ジャン・コチャイの初短編集に心痛。大森望がテンポ快調のB級宇宙SF『ミッキー7 反物質ブルース』が楽しい、と口笛吹けば、梅原いずみは南海遊『パンドラブレイン』のとんでもない謎解きに驚愕! 久田かおりが逢坂冬馬の『ブレイクショットの軌跡』に気持ちいい!と快哉を叫べば、東えりかは音楽の申し子・野口五郎の泥臭く一途な姿に感服。そして「北上次郎ならこれ推すね」は市井の人々のささやかな再生の物語からクールな相棒が登場するコスビーのデビュー作までの四作! いざ、四作まとめて読んでみよう!
今月は読み物作家ガイドで間室道子が「女の子は女の子の隣にいたい」柚木麻子の10冊を紹介すれば、黒い昼食会はリングでの読書対決を提言。永江朗が短期集中連載で段ボールの迷路にはまれば、内澤旬子は薪ストーブに着火で、元旦ナイト・オン・ファイヤー! 須賀典夫・井上荒野夫妻がひなあられにこだわれば、風来坊のあなた徳永圭子は『山影の町から』を読み旅に出る。さあ、あなたも本の雑誌五十周年記念に古本屋地図帳を手に旅に出よう!
感想・レビュー
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阿部義彦
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りょうけん
さとまる
kadocks