内容説明
日本を外国はどう見ているのか?外国の教科書の中で描かれている日本の姿は、その国の日本に寄せる関心のエッセンスとも言える。それを読み取り、考察することで、私たちが21世紀の世界とどう向き合っていけば良いのか、その一端が見えてくる。その一例として、ドイツの歴史と地理の教科書を取り上げ、他のヨーロッパ諸国やアジアの教科書も参考にしながら、外国の子どもたちが学んでいる日本の姿から、私たち自身を見つめなおす。
目次
序章 スケッチ―教科書の中の日本像 ヨーロッパとアジアでは
第1章 日本の近代化、同時代の目―19世紀末から20世紀初頭のドイツ
第2章 歴史教科書(ドイツ)―現在使用中の版
第3章 地理教科書(ドイツ)―現在使用中の版
終章 ドイツ青少年からのメッセージ