内容説明
地方分権の時代といわれる今日、自治体は市民に何ができるのか、市民は行政に何を望むのか。自治体と市民が一つになって、地方独自の文化を創り出し、発言してゆく、さまざまなイベントの成功と困難の記録を著者の体験をとおして描く。さらに、21世紀の文化行政のあり方について言及する。
目次
第1章 文化事業と企画力
第2章 映画の上映と映像アーカイブ
第3章 演劇鑑賞会とジャズコンサート
第4章 倉庫を活用したイベント
第5章 フェスティバルの時代
第6章 元気な横浜のイベント
第7章 文化と行政
第8章 地方分権時代の文化行政
著者等紹介
野田邦弘[ノダクニヒロ]
早稲田大学政治経済学部卒業。現在横浜市職員。文化経済学会(前理事長)、自治体学会、政策分析ネットワーク、日本社会教育学会などに所属。「国土庁自立都市圏の形成に関する調査委員会委員」(1995年度)、文化庁芸術文化基礎講座「芸術文化と自治体」講師(1997年度)、慶応義塾大学アートマネージメント講座講師(1998年度)他、著作は、「これからの芸術文化政策」(共著。芸団協、1995年)、「芸術経営学を学ぶ人のために」(共著。世界思想社、1996年)、「障害学習の文化経済学」(単著。芙蓉書房出版、1999年)
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