出版社内容情報
横尾忠則の創作の源泉のひとつであるコラージュ作品。これまでに制作された、全コラージュ作品約100点をオールカラーで集大成。
横尾忠則の創作の源泉のひとつであるコラージュ作品。
1972年から2012年までに制作された、全コラージュ作品約100点をオールカラーで集大成。
なかでも、2012年制作の40点は、ニューヨークにおける展覧会(2012年開催)のために制作されたもので、本邦初公開となる。
序文=難波英夫(セゾン現代美術館館長)
横尾忠則――糊の時代の天才(難波英夫)
図版 Plates
作品リスト List of Works
Tadanori Yokoo: Genius of the Paste Age (Hideo Namba)
横尾忠則 略歴 Tadanori Yokoo Profile
パブリック・コレクション Public Collection
【著者紹介】
1936(昭和11)年、兵庫県西脇市生まれ。美術家。日本のみならず、世界各国で個展を開催。近年も、初の写真集『東京Y字路』の発表、小説『ぶるうらんど』で泉鏡花文学賞を受賞するなど、さまざまなジャンルで活発な活動を繰り広げている。
内容説明
横尾忠則の創作の源泉のひとつ、コラージュ作品全点をオールカラーで集大成。ニューヨークで開かれた個展にあわせ制作された最新作は本邦初紹介。
目次
横尾忠則の糊の時代(難波英夫)
図版
作品リスト
The Paste Age of Tadanori Yokoo
1 ~ 1件/全1件
- 評価
K’s本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
FOTD
11
横尾忠則さんは1936年生まれというから、もう89歳になる。最近、なぜか横尾忠則さんがとても気になっていて手に取った、彼のコラージュ集だ。コラージュ作品に使う元々の写真は雑誌や新聞からの切り抜きだと思う。そのことを思うとそもそも撮影された写真の目的や主張とは違う意味になっているのだろうし、あるいは本来の写真の意図を活かして作られた作品もあるのかもしれない。など思いながら、この本を楽しんだ。写真を手でちぎって貼り付けるという技法は、ハサミで切り取る方法よりも なんだか胸に迫るものがある。ちょっと気になった。2025/04/13
kinkin
5
横尾忠則のコラージュは60年代から70年代にかけて日本のデザイン界に、新しい風を吹き込んだと思った。2013/08/06
MO
4
横尾さんのコラージュ作品集。横尾さんが絵画にする前のアイディアを見ているよう。というか、横尾さんの絵画自体がコラージュでその下絵というか元ねたというか、氏のクリエーションの秘密を見たような気がする。2021/10/17
黒い鴉
4
既存のマテリアルから構築される彼岸のサイケデリア。絵画以上に頭の中の空間欲を刺激される。子供の頃から目にしてきた数々の宣伝ポスターやレコードジャケットのコラージュ、もう頭脳の中に刷り込まれている。この3Dより遥かに広がる2次元の紙の上の世界は‘私を創造に駆り立てる導師(グル)である’2015/02/15
holly
2
横尾忠則のコラージュ面白くてすごく好きです。2020/01/12