内容説明
満州事変、日中戦争、アジア太平洋戦争、敗戦期の文学・メディアが浮き彫りにする国家・社会・人の矛盾・葛藤・両義性とは。
目次
第1部 「十五年戦争」と文学―混血、神、前線/銃後、反戦、越境・横断(戦中小説における混血表象―石川淳「白描」・金史良「光の中に」を中心に;詩にあらわれた“神”たち―戦時下、そして戦後;戦争短歌における前線と銃後―『支那事変歌集』その他;女性、軍需産業、そして“私”―「党生活者」はなにを訴えてきたのだろう;日中戦争期の文化抗争―「帝国」のメディアと文化工作のネットワーク)
第2部 「十五年戦争」と文学―戦中・戦後、そして現在へ
著者等紹介
山口俊雄[ヤマグチトシオ]
1966年生まれ。愛知県立大学日本文化学部准教授(2012年4月から日本女子大学文学部教授)。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。