内容説明
食物アレルギー、食中毒、添加物、汚染物質…について、からだに入ってきた化学物質が何をするのか、自分に合わない物質はどうやって見つけるか、害を避けるにはどうすればいいかを、最新の科学知識をもとに紹介。ある物質が安全か危険かは、ひたすら「量・濃度」で決まる。あやしげな噂にふり回されないよう、サイエンスの目で化学物質を見つめたい。本書はそのためにぴったりのガイドとなるだろう。
目次
1 グルタミン酸ナトリウム―中華料理店症候群の謎
2 アルコール―中毒と解毒の化学
3 腸のはたらき・不耐症・アレルギー―8メートルの化学
4 天然アミン―サバ中毒とパーキンソン病
5 サリチル酸―万能薬の光と影
6 カフェイン―コーヒーで目が覚めるわけ
7 二酸化硫黄―大仕事も乱暴もする小分子
8 天然の毒―ダイオキシンも真っ青
9 添加物と汚染物質―子どもがキレる一因
10 食と健康―野菜・果物・セレンに注目
付録1 栄養ガイド
付録2 参考データ(食品中のチラミンとサリチル酸)
訳者補遺 「安全・危険」は量しだい―ダイオキシン騒ぎの錯誤
著者等紹介
フェル,ピーター[Fell,Peter]
イングランド・オックスフォード州在住の内科医。食物過敏症の専門家で、オックスフォード・アレルギーセンター所長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。