出版社内容情報
本とともにあるなにげない日常を、ユーモアと笑いとともに切り取る、本にまつわる脱力エッセイの増補版『ちょっと本屋に行ってくる。NEW EDITION』。本屋専用アパレルブランド「BOOKSELLERSCLOTHING issue」WEBで連載中のコラムをまとめた既刊「ちょっと本屋に行ってくる。」は、本好き、本屋好きのSNSでも大いに話題となりました。「本を読むのが好き」「本屋さんに行くのが好き」といったライトな本好き老若男女の共感を誘うエッセイ集です。
内容説明
本と本屋さんにまつわる日常を描く脱力エッセイ。
目次
まえがき―ちょっと本屋に行ってくる
風呂と本1
危険な読書
想像力を働かせてはいけない
本屋さんめぐりDAY
本を買いに行くとお金に振り回される
睡眠導入剤
はさむもの
戯曲と呪文
プレゼントの圧力
名言集
ホラーが読めない
本棚、マイワールド
続本棚、マイワールド
待ち合わせ
文庫になりたい
図書券の思い出
本はさりげなく買いたい
その生理現象のために
本の顔〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シキモリ
26
<BOOKSELLERS CLOTHING issue>という書店限定(らしい)アパレルブランドのウェブ連載コラムをまとめた書籍。寝る前に軽く目を通すつもりが、結局一気に読み切ってしまった。風呂場の読書作法の件、旅行に本を大量に持参する件、海外モノは登場人物の名前が覚えられない件…等々、本好きの人間なら思わず『わかる、わかる』と頷きたくなる内容があり、想定よりも楽しめた。しかしながら、運転中に本を読む輩を茶化す件や、待ち合わせにしか使わない本屋の件など(あくまで個人的に)モヤっとする内容もそれなりにある。2024/01/08
Tenouji
24
風呂場で読書をする気にはなれないけど、それ以外は、かなり共感できる本好き人間の所業w。2023/12/13
阿部義彦
21
ジャケ買い。issuance(イシュアンス)と言う初めて聞く本のレーベル名、そして簡素な本屋のイラスト(WCの看板)が手前に見えるのも良い!そしてタイトル名、著者は初めて知る名前で何の知識も無し。本と本屋に関するエッセイとか本屋あるあるの、本好きならきっとクスリと笑える様な雑文かな?とは予測が付いた。些末な細部(本の栞、本のセルフレジ、風呂での読書、待ち合わせ場所としての本屋)等から想像力を働かせて飛躍する日常の向こう側を垣間見せてくれます。自分は青木まりこ現象には縁が無く、立ち読みの習慣は有りません。2024/01/01
もちこ
17
まえがきのエピソードが面白くて、「あ、この人の文章好きかも」と思った。 その第一印象は正しかった! ・一番嬉しいプレゼントは図書カード ・図書券時代のあの分厚さにテンションが上がった子ども時代 ・ホラーものは怖くて読めない ・自分の子どもが本好きになってくれて嬉しい などなど、共感ポイント多数で、何だか嬉しい。 ワクワクが止まらない、読書のモチベーションが上がるエッセイでした。 文体が軽くてユーモアがあって、サクッと読める気軽さも良かった。2024/05/08
ぶ~の
14
もうね、まえがきから面白い。全エピソードにいちいち共感。著者への親近感が上がりまくり。クスッと笑うようなほのぼのエピソードだらけで、ちょこっと読むとふんわり楽しい気持ちになれる、本好き、本屋好きなら共感が止まらない、本と本屋愛に溢れる一冊でした。エッセイなので一気に読む感じではなくて一日1~2エピソードずつゆっくりゆっくり読みました。エッセイ本って、雑誌とかでちょろっと読むくらいで実は買ったことがないんですが、これは買いです。2024/06/22