健康とくすりシリーズ
がんの痛みはとれる―モルヒネの誤解をとく

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 103p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784621047965
  • NDC分類 494.5
  • Cコード C0377

出版社内容情報

《内容》 モルヒネは正しく使えば安全な薬である。「モルヒネは怖い薬だ」という誤解を解き、積極的に正しく使用することで、痛みに苦しむがん患者を救うことができることを、実例とともにやさしく解説する。また、痛みの治療を上手に受けるコツや、モルヒネ以外の鎮痛薬、副作用の対    

《目次》
第一章 モルヒネはがんの痛み治療に積極的に使用すべき安全なくすり
第二章 モルヒネによる治療で痛みから救出された人々
■症例1 モルヒネにより長い期間にわたって痛みがコントロールできた症例
■症例2 モルヒネの大量投与により痛みがコントロールできた症例

内容説明

「モルヒネの安全な使い方で、がん患者を痛みから解放しよう」とWHOも提唱しています。モルヒネを中心とした鎮痛薬で、がんの痛みの90%以上を取り除くことができます。「モルヒネ中毒になるのではないか」「命を縮めるのではないか」「モルヒネはがんの末期だけに使用するくすりではないか」などの誤解や、「服用するモルヒネの量がどんどん増えているが大丈夫か」「モルヒネはやめることができるのか」などの不安をもつ患者さんのために、さまざまな事例をあげて説明しながら、誤解をときます。

目次

第1章 モルヒネはがんの痛み治療の主役
第2章 モルヒネによる治療で痛みから救出された人々
第3章 がんの痛みは治療できる
第4章 がんの痛み治療を妨げている誤解
第5章 がんの痛み治療の理解を深めるために―WHO方式がん疼痛治療法
第6章 痛み治療を上手に受けるコツ
第7章 モルヒネに関するQ&A

著者等紹介

加賀谷肇[カガヤハジメ]
済生会横浜市南部病院薬剤部部長。薬学博士。1975年明治薬科大学卒業。同年北里大学病院薬剤部勤務。’89年臨床薬学業務実務研修のため米国ミシガン大学病院、ケンタッキー大学病院に研修留学。’99年より現職。明治薬科大学非常勤講師、北里大学看護学部大学院非常勤講師。研究分野は医療薬学、緩和医療、栄養管理。共著に「オピオイドのすべて」「疼痛の理学療法」「看護診断にもとづく痛みのケア」、監訳に「アプライドセラピューティクス」ほか

松本禎之[マツモトヨシユキ]
塩野義製薬製品情報部次長。1964年大阪薬科大学薬学部卒業。同年塩野義製薬入社、学術部に所属。’76年製品部(現製品情報部)に転属後、主に抗がん剤の製品を担当、’83年より抗がん剤およびがん疼痛治療剤の製品を担当し現在に至る。各県の薬剤師会、病院薬剤師会、各地の緩和医療研究会、院内緩和医療研究会で「がん疼痛に対する鎮痛薬の使い方」を講演。’94年より毎年第一薬科大学にて「がん疼痛に対する鎮痛薬の使い方」を講義。「ナースのための病院薬学入門シリーズ 鎮痛薬によるがん疼痛治療法」(「NURSE CALL」共著)を連載(’98.11-2000.1)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。