内容説明
溶質が溶媒によく溶けたり溶けなかったりするのはなぜか、高分子物質を溶かすにはどんな考え方にすればよいかなどといった溶解現象の本質を解明するとともに、理想溶液・正則溶液・電解質溶液などの古典的溶液の他に、現実に扱う系―分子の配向・配列により溶液中で組織体形成が起る溶液―についても記述している。
目次
1 Random mixing solution(分子混合溶液)とOrganized solution(組織体溶液・機能性溶液)
2 液体状態、溶液状態
3 液体の熱力学(状態量)
4 溶液の熱力学
5 理想溶液
6 正則溶液
7 気度、液体、固体の溶解度の求め方
8 溶解に伴う熱力学関数の変化(定圧過程と定容過程)
9 水の溶媒としての異常性
10 高分子溶液
11 界面活性剤溶液
12 可溶化溶液・ミクロエマルション
13 溶解度を支配する諸因子(総括)
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