目次
満州紀行(奉天(瀋陽、六月四日‐六日)
新京(長春、六月七日)
吉林(六月九日)
哈爾浜(ハルピン、六月一〇日‐一二日)
松花江(スンガリ、六月一三日‐一五日)
宮城村開拓村(六月一六日)
満鉄追分訓練所(六月一六日)
仙洞林業開拓村(六月一八日)
牡丹江(六月一八日)
横道河子(六月一九日)
ロマノフカ村(六月一九日)
寧安鉄道自警村(六月二〇日)
撫順(六月二二日)
大連(六月二五日‐二六日)
旅順(六月二六日))
東京戦後篇(終戦から一九五〇年代;御宿(千葉県)
一九六〇年代
一九七〇年代
一九八〇年代以降)
著者等紹介
桑原甲子雄[クワバラキネオ]
写真家、写真編集者。大正2(1913)年、東京市下谷区車坂町(現・台東区東上野三丁目)で生まれる。昭和6(1931)年、第二東京市立中学校(現・東京都立上野高校)を卒業後、家業の質屋に携わる。この頃、写真を撮り始める。戦後は写真雑誌の編集職に身を転じ、昭和23年から昭和49年まで、『カメラ』(アルス社)、『サンケイカメラ』(産経新聞社)、『カメラ芸術』(東京中日新聞社)、『季刊写真映像』(写真評論社)、『写真批評』(東京綜合写真専門学校出版局)編集長を歴任する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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keroppi
70
下巻は、満州紀行と東京戦後篇。満州紀行では、昭和十五年の満州を写している。中国人がいて、朝鮮人がいて、ロシア人がいて、そして日本人がいる。政治的な意図はなく、そこに暮らす人間がいる。時代に流される人間がいる。東京戦後篇では、桑原さんが2007年94歳で亡くなられるまでの写真が収められている。戦後の混乱期から始まるが、やがて私が目にしたことのある風景が増えてくる。時代を追うに従って人間より風景に重きが置かれるようになった気がする。ラスト、カラーで写された虹の写真を見ると、なぜか涙があふれそうになる。2020/12/20
takao
0
ふむ2025/03/10
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- 和書
- もう一枝あれかし