出版社内容情報
『水車小屋のネネ』の世界が、カラフルなビジュアルで蘇る!新聞連載時の挿絵全点(300枚)に描き下ろしカラーイラスト70点、津村記久子の書き下ろし小説を収録した豪華でかわいい一冊。
【目次】
内容説明
「水車小屋のネネ」北澤平祐のアートワーク。新聞連載時の全作品300点に加え、72点を新たにカラー化。創作の秘密に迫る作者コメント付き。津村記久子の書き下ろし短編を収録!永久保存版。
目次
第一話 一九八一年(第1回~第109回)
第二話 一九九一年(第110回~第187回)
第三話 二〇〇一年(第188回~第244回)
第四話 二〇一一年(第245回~第296回)
エピローグ 二〇二一年(第297回~第300回)
短編小説 一九八七年(書き下ろし)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
26
ただの挿絵集ではない。新聞連載時の挿絵300点がすべて網羅され、その一枚一枚に北澤平祐のコメントが記されていて(しかも、いくつかには津村記久子のコメントまで付いている)、さらにはカラー化した挿絵も72点収録されている。シンプルに挿絵を眺めていると、『水車小屋のネネ』のストーリーが思い出され、感慨深い。また長い長い物語であるので、姉妹の成長もこうやって絵で見ることでなお、わかりやすいのだ。北澤の挿絵は、単に小説を視覚化しているのではなく、ものを擬人化してみたり、思わぬアングルから描いてみたりと、(つづく)2025/10/31
山崎モンテール
3
この本が出版されることを知り、北澤平祐氏の絵はそれ程好きではないが、「水車小屋のネネ」のファンとして買わない訳にはいけないと思い、直ちに書店で予約をした。そうして本日手にした本は、想像とは大きく異なっていたが、想像よりずっと素敵な中身だった。理佐と律や杉子さんや藤沢先生、そしてネネ達と再会出来たのだ!枕元に置き、寝る前に北澤氏のヘタウマな挿絵を眺め、その物語の美しい世界へ毎晩浸るという豪華な楽しみ方をしよう。新たな宝物を今日手に入れたのだ。2025/10/21




