出版社内容情報
約30年前、冷酷極まりない所業で世間を震撼させた埼玉愛犬家等連続殺人・死体損壊・遺棄事件。「死体なき殺人」に挑んだ捜査と立証の一部始終を、捜査主任官が初めて語る。
【目次】
内容説明
1993年4月から8月にかけて、埼玉県北部で犬の繁殖・販売業を営む元夫婦らにより、3件、4人の男女が次々と毒殺される事件が起きた。遺体は解体され、切り刻まれ、焼かれた上で、無残にも山林や川に撒き棄てられた。いわゆる「愛犬家連続殺人事件」―正式名称「埼玉愛犬家等連続殺人・死体損壊・遺棄事件」である。主犯の元夫婦には死刑判決が下された。前代未聞の「死体なき連続殺人事件」に挑んだ捜査官が見た深い闇とは…
目次
第1章 失踪
第2章 迷宮へ
第3章 ほころび
第4章 突破
第5章 両輪の轍
第6章 死の攻防
著者等紹介
貫田晋次郎[ヌキタシンジロウ]
1953年、山口県出身。日本大学芸術学部写真学科卒。1978年、埼玉県警察官拝命。在職中の一六年間は刑事警察に従事、うち、一一年間は捜査一課で連続勤務。愛犬家等連続殺人事件のほか、本庄保険金殺人事件、大宮日赤看護師殺人事件、熊谷養鶏場放火殺人事件など、いわゆる死体なき殺人事件、毒物・薬物による殺人事件、放火殺人事件を多く担当した。刑事警察以外では、国の歓楽街対策により指定地域となった、西川口、大宮の歓楽街における違法性風俗の撲滅に取り組む。また、教養課で取り組んだ「失敗対処教養」は全国に普及。いずれも所属の施策として警察庁長官賞を受賞した。2013年、満期定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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