出版社内容情報
シリーズ累計2 5 0 万部突破の「ハゲタカ」著者、初の社会派エッセイ! 「週刊エコノミスト」の人気連載が待望の書籍化! !
真山 仁[マヤマジン]
著・文・その他
内容説明
「ハゲタカ」の著者、初の社会派エッセイ。日本は終わった国なのか。「週刊エコノミスト」の人気連載が待望の書籍化。
目次
外からの視点でニッポンを見つめてみる
変凹君ニッポン漫遊記
ミャンマーは民主主義の学校か
先進国への狼煙 TOKYO1964
ビバ!富士山
ワインは語る
さらば築地のはずが
地熱は日本を救えるか
銀座でお金の重みを考える
IRは日本復活の成長産業となるのか
問われる震災復興
韓国は近くて遠いのか
沖縄は可哀そうな場所なのか
ニッポンの“国技”野球の底力
トランプ大統領は、民主主義の申し子なのか
ものづくり大国はいずこに―阪神工業地帯盛衰
大政奉還150年―その探訪遠慮と誤算
言葉とは裏腹の平成時代
名門・東芝は何を失ったのか
著者等紹介
真山仁[マヤマジン]
1962年(昭和37年)、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004年(平成16年)に『ハゲタカ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
144
真山 仁は、新作中心に読んでいる作家です。経済や世界情勢に精通した著者の冷静な分析のエッセイは、説得力があります。一筋の光は見えるものの、読んでいて落ち込んできます。22世紀の日本は、中国の属国(今の香港のような状態)になっているかも知れません。2018/10/19
修一朗
79
タイトルの通り,真山先生が現在の日本を憂えて,各地を取材しては提言するエッセイ集。雑誌の連載を収載しただけあってお題目はバラバラ。御自身の作品のため取材した題材を使い廻して書いているもんでワイドショーコメンテイター的なのは仕方ないね。地熱発電について描かれていたところだけはちょっと突っ込んでいて良かったけど,真山先生地熱発電についての本を既に書かれていたのでありました。次はうんと専門的な奴がいいです。風力発電とか再生可能エネルギービジネスにかかわる小説を書いてほしいデス。2018/11/03
あすなろ
76
現在の朝日新聞朝刊でのいわゆる時代を読む的な寄稿をされている真山氏の週刊エコノミスト誌上での連載を纏めた一冊。様々なテーマを前職の記者時代の目も併せて興味深く読了。特に初編のチャップリン来日とその翌日5.15事件等を書いてある編は秀逸と感じた。常に視点を変えて物事を捉えよとする真山氏。朝日新聞の寄稿も纏めて頂きたい。2020/01/20
薦渕雅春
34
1年ほど前に単行本として刊行。2016年5月〜2018年3月に「週間エコノミスト」に掲載されたもの。EPISODE 1 としてチャップリンが来日したのが 1932年5月14日の朝、五・一五事件の前日、しかもチャップリン暗殺の計画があったとの著述にビックリ!外からの視点でニッポンを見つめてみる、とあるように、ミャンマーの事や、韓国の事、トランプ大統領の事、国内の事だけでなくグローバルに語られている。明治維新の中にあって龍馬が特筆されるのは、ビジネスこそ日本を豊かにするというマインドを持っていた点だ、に納得。2019/11/16
るっぴ
32
日本の危機的状況の原因が分かる。いろいろと勉強になった。大政奉還って、そうだったのか。あとがきに書かれている「既存の価値観を全て棄てる勇気を」が良かった。まさしくそう思う。2018/11/03
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