出版社内容情報
なぜ300年もの間、ヴァイオリンの最高傑作として受け継がれてこられたのか。修復の世界的第一人者が、完全無欠な名器の秘密を解き明かす。
中澤宗幸[ナカザワムネユキ]
著・文・その他
内容説明
300年の時を超えて、名器として生き続けることができたのはなぜか?修復の世界的権威が、ストラディヴァリウスの謎を解き明かす。
目次
写真でひもとくヴァイオリンの世界
第1章 ヴァイオリンの誕生―奇跡の楽器の成り立ちをひもとく
第2章 天才名工 アントニオ・ストラディヴァリ―謎に満ちた生涯と作品
第3章 ストラディヴァリウスの秘密―その音色はどこから来るのか
第4章 数奇な運命を辿るストラディヴァリウス―名器の伝説と真実
第5章 名器と演奏家を巡る物語
第6章 ヴァイオリン修復者の仕事―修復・調整・製作
巻末特別付録 ヴァイオリンを作る
著者等紹介
中澤宗幸[ナカザワムネユキ]
兵庫県生まれ。幼少より父親からヴァイオリン作りの手ほどきを受ける。ヨーロッパにて、弦楽器製作と修復技術を学び、歴史ある楽器商や名工、音楽家との交流を深めて多くの名器にふれる。1980年、東京にアトリエを開き、楽器製作や指導を行いながら、国内外の演奏家の楽器のメンテナンスに専心する。2004年、カンヌ国際芸術祭(日仏現代芸術祭)弦楽器の部にヴァイオリンを出品し、コートダジュール国際芸術賞受賞。ディーリングも含め、今まで手にしたオールドヴァイオリンは3万挺以上、ストラディヴァリウスは60挺以上(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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