三菱自動車の闇―スリーダイヤ腐蝕の源流

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三菱自動車の闇―スリーダイヤ腐蝕の源流

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  • サイズ B40判/ページ数 165p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784620323985
  • NDC分類 537.09
  • Cコード C0034

出版社内容情報

三菱自動車で発覚した燃費不正問題は、最強企業グループ「三菱」の綻びなのか。内外の有力企業と比べながら三菱帝国を徹底検証する。

内容説明

三菱神話の崩壊。三菱自動車燃費不正は、「三菱帝国」の隠蔽体質を浮き彫りにした。「最強」と言われた企業集団の今を徹底分析!

目次

第1章 三菱自動車不正の深層(三菱自動車の隠蔽体質 脈々たる「親会社」重工の源流;三菱自社長の「トンデモ東大講義」―「考えるものは救われる」「早く失敗したものが速く進化する」;「コストカッター」ゴーン氏 聖域なきリストラ再び ほか)
第2章 腐蝕の源流(三菱重工―出戻りトップの宮永改革 脱遺産と中央集権の破壊力;重工発祥の地・長崎ルポ―事業の終わり、それとも始まり;アナリストの視点―収益性の低さが大きな課題 ほか)
第3章 三菱とは何か(Q&A グループの生い立ちと岩崎家;“弱体化の深層”巨大企業が牽引する時代は終わった 三菱グループは早急に解体すべきだ;“匿名座談会”事情通が三菱の本質をえぐる 隠蔽体質浮き彫りにした燃費不正 失敗認められぬプライドの高さ ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

toshi

8
三菱自動車だけでなく三菱御三家の重工、商事、銀行についても問題点をあぶりだしていくルポタージュ。 週刊誌に掲載された記事を基にしており、様々な人が書いたものがテーマに沿った形に並べられていると言う感じで、同じ内容の話があちこちで登場したり、異なる見方の意見もそのまま載せられていて全体的には統一感が全くないので、一冊にまとめるにあたってはそれらを全て参考文献にして改めて執筆してほしかった。2016/08/20

スプリント

7
闇を解き明かす。というよりは三菱グループの実態を表面的に紹介した内容でした。 三菱自動車の問題は一般の企業なら致命的ともいえる内容ですがそれをフォローしてしまえる三菱グループの強大さが際立ちます。2016/12/30

Great Eagle

3
三菱財閥とは何か、金曜会の役割「、そしてその凋落は?など、必ずしも自動車だけの問題として取り扱っていないところが雄大。その一方で、やや深掘りが出来ていないようにも感じる。上に物が言えない組織はなぜなのか、何度も不正を繰り返したこの会社のどこに問題があるのか、一役職員が不正を防止できなかっただけでは済まされないと思う。2016/09/05

takao

1
燃費偽装問題2022/01/09

GOTI

1
☆★そもそも「三菱自動車の闇」と言うよりは三菱グループの成り立ちと凋落。二度の不正発覚、グループをあげて人材、資金を投入、再建を図った。にもかかわらず二度あることは三度あった。この主因って三菱自動車独特のものではなくグループ全体の体質だったんですね。此度、三菱御三家を初めとするグループが救済できなかったのか。早い話が余力が無いってことです。2016/12/25

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