蔡英文の台湾―中国と向き合う女性総統

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  • サイズ B40判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784620323954
  • NDC分類 312.224
  • Cコード C0031

出版社内容情報

台湾初の女性総統の蔡英文氏公認の伝記である。対中傾斜を進めた馬総統の後でいかに台湾の独自性を守るのか。

内容説明

学者から政治ジャングルへ、そして経済大国・台湾の総統に上り詰めた蔡英文のありのままを描く。蔡英文の「日本版への言葉」を収録。

目次

1 貿易交渉(想像外の旅路へ;いばらの道 ほか)
2 政治の道へ…中台関係その一(中国の土を踏む;李登輝のスタッフに ほか)
3 山は揺れるか…中台関係その二(ECFAと「ひまわり」;中台首脳会談まで ほか)
4 民主の旗手(最初の女性総統;使命を知る ほか)
Extra Part 経済革命(経済の救出と発展の戦略;中国とTPP)

著者等紹介

張瀞文[チョウセイブン]
台湾のウェブ・メディア『信傳媒』副総編集。『蔡英文の台湾―中国と向き合う女性総統』執筆当時は『商業周刊』シニア・ライター。1971年彰化県生まれ。政治大学社会学科卒。主として雑誌で医療、環境問題などの報道に従事し、各種報道賞を受賞した

丸山勝[マルヤママサル]
翻訳家。1939年長野県生まれ。京都大学文学部卒。読売新聞北京支局長、アジア総局長、目白大学教授、台湾・長栄大学兼任教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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BLACK無糖好き

10
中華民国第十四代総統に就任した蔡英文の評伝。以前テレビで金美齢が蔡英文の能力を非常に高く評価していたが、本書からもその一端はうかがえた。一介の大学教授が国際貿易交渉団の重要メンバーに委嘱され、台湾のWTO加盟に尽力。陳水扁総統から大陸委員会主任委員に任命され両岸関係の発展に努める。民進党主席として腐敗汚職で泥沼に陥った党の立て直し。訳者も述べているように概して肯定的に書かれていて総統としての器量などは推し量れないが、出来もしない政策を声高に叫ぶ指導者ではない事は確かなようだ。 2016/09/22

nori

6
Cheap flatter journalism written in 2015. This book did not give answer about 両岸関係 from Tsai Ing-wen. In addition, I could not find what she direct Taiwan from this book. Auther may be upset for president Trump with broken TPP.2017/05/04

Haruka Fukuhara

3
訳者あとがきが一番興味深かった気もする。もう少し本音ベースの本がよかった。2017/03/28

Masako3

1
★☆☆ 台湾新総統の蔡英文氏の履歴紹介本。チャイワンブームの好景気も一昔になるくらい経済の移り変わりは早い。2016/09/17

tkokon

1
【なるほど】蔡英文の経歴や政治家としての考え方がよくまとまっている一冊。政治学者が政治家に転身し、難しい交渉をまとめ上げ、政治のメインストリームへと押し出されていく。蔡英文はその運命を受け入れ、台湾を率いる。台湾についての蔡英文のビジョンは、そのままほぼ日本にもあてはまる。停滞を打破しつつ、若者が希望を持てる国を作り、隣国との関係もきっちり軸を打ち出す。こういう人材が政治の主流に登用されるのも、台湾のダイナミックさを表しているのかもしれない。2016/08/06

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