宇宙人の見る地球

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宇宙人の見る地球

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  • サイズ B6判/ページ数 198p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784620322605
  • NDC分類 420.4
  • Cコード C0095

内容説明

この星だけが、特別なの?地球を相対的に眺めれば、世界と人生の本質が見えてくる。この不確実性に満ちた現代を生き抜くための、物理学的“珍”理論を大公開(爆笑脚注つき)!

目次

不惑編(P×I=1の法則の発見;宇宙人の見る地球;対称性の自発的破れ;不ケータイという不見識 ほか)
天命編(右下がりの時代を生きのびる;ハッブルかルメートルか―宇宙膨張発見史をめぐる謎;もうひとつの地球から眺める我が地球;解き尽くせないからこそ面白い―宇宙原理と人間原理 ほか)

著者等紹介

須藤靖[ストウヤスシ]
1958年、高知県安芸市生まれ。東京大学理学部物理学科卒業、同大学院理学系研究科博士課程修了。専門は宇宙物理学。東京大学大学院理学系研究科物理学専攻教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rosetta

28
先日読んだ『言語学バーリトゥード』で紹介されていて読みたくなった須藤センセーの本。てかこの人の真面目な本なら読んだことがあったわ!やはり東大出版会のPR誌『UP』に連載された雑文(本人の言葉)と、もうちょっとお堅い媒体に発表されたエッセイからなる。って『UP』は軟らかい媒体なのか?! 抱腹絶倒ではないがそこはかとなくクスッと笑える。宇宙物理学と天文学の違いがよく分からん。ついでに理論物理学も。心理学と精神分析学との違いみたいなものか。サイコメトラーとサイコセラピストとの違いはどうなんだ?(笑)2022/06/24

やまやま

19
不惑編と天命編に分かれているので、最初書いた年代が違うのかなと思ったが、そうではなく、自分のぶれない生き方そのものと世界と物理法則の関わりという各主題についてのタイトルであった。正直に言えば、不惑編の内容はある種の学者たちの日常を記したもので、私的な割合が多すぎてあまり関心がわかなかったが、現象発生確率とその事象の(社会的)インパクトの積は(計量できるならば)一定(本書では1)とされたことは笑い話ながら事象の本質をよく示しているように思われた。宇宙人との関りは物理現象だけではないので、想像を逞しくする。2021/10/02

onasu

19
宇宙物理学者さんの著した、数式の出てこないエッセイとコラム。おもしろいところもあるし、興味の惹かれるところも数々。  何だけど、読んでいて飽きてくるのは、雑誌に掲載したものを収録したからか、学者さんにありがちな言い回しからか。  雑誌に数頁なら、おもしろく読めたと思います。2014/09/23

アドソ

16
東大物理学教授の、典型的に理系っぽいエッセイ。東大出版会PR誌に連載されていたものらしい。現役の科学者が、最新の科学を伝えながらもリアルな声(ボヤキ?)を載せていて面白く読める。話題の範囲が優に30年くらいに及んでも昨日のことのように話し、宇宙の時間スケールでは一瞬なのだと思わせる語り口もさすが(褒めてます)。2018/04/17

奏市

15
癖になる文章で面白かった。東大の宇宙物理学教授が書いた科学にまつわるエッセイ。世の中の出来事を物理学者らしく理屈や筋で読み解き、皮肉も混じえて記してある。屁理屈好きな自分に合っていた。淡々とした表現ながらあえてくどい説明、注釈にて仄かな笑いを誘う。物事の決め方について全員一致で決まることがあればその背後にある体制の不気味さに思いを馳せるべきとの指摘は、イスラエルの合議システムと共通しており改めて首肯する。普段意識しない宇宙について思いを馳せるいい機会にもなった。この宇宙とは別の宇宙も存在するかもか。2021/11/03

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