内容説明
世界の熱い注目を集めながらも、謎の多い“未知なるミャンマー”へ潜入取材。
目次
謎の遷都
占い大国
軍政幹部「女装」で厄払い
動物園の「主役」
黄金と麻薬の対極
「巨竜」の存在感
墓なく名字もなく
善は悪なり悪は善なり
サイクロンとチャーチル
「建国の父」暗殺の謎
紙幣何度も無価値に
著者等紹介
春日孝之[カスガタカユキ]
1961年生まれ。1985年、毎日新聞社入社。95~96年、米国フリーダムフォーラム財団特別研究員としてハワイ大学大学院(アジア・中東史)留学。ニューデリー、イスラマバード、テヘラン支局などを経て2012年4月よりアジア総局長。イラン報道によりボーン・上田記念国際記者賞、早稲田ジャーナリズム大賞で、それぞれ最終候補。著書に『アフガニスタンから世界を見る』(2006年/晶文社/日本エッセイスト・クラブ賞最終候補)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Willie the Wildcat
16
信奉。宗教はもとより、占星術、果ては縁起担ぎ?!まず、仏教の影響。白い象、獅子。軍政の中での、円滑な権限移譲。そこに慈悲の精神!?確かに専制・独裁政治における、稀なケースかもしれない。後者の例は、45、90チャット札。そして、”8”が不吉な数字の理由。理由があるとは言え、使いにくい数字・・・。(汗)(良い意味で)素直に信じる心が、国民にある気がする。土地収用法など、イギリス統治時代の名残りが今尚影響を残す・・・。国家変革の今こそ訪れてみたいと感じる。2013/06/19
ののまる
11
おもしろい。軍政時代が悪だったかどうだったかは、確かにいますぐ評価は下せないな。二元論に陥ると思考が停止する。米欧式の民主主義を言えば=正義でもなかろうし。2018/10/03
max99
3
面白い国だなぁ。 ここ何年かで急速に変わっちゃったと思います。この先数年で劇的に変わってちゃうんだろうな。とりあえず「今」を見てこようと思います。2014/08/12
TAKAMI
2
新聞社のルポっていうスタイルとか、書いてあることを見ると、20年以上前のものでも違和感のないものだと思ってたら2012年に記されたものだった。それだけこの国が開かれていないということなのだろうか。しかしこういうスタイルの本はもうあまり読まないかな。直接足を運んだり、話を聞いたりすることの方が多くなるだろうな。2015/08/10
マグロ
1
占いと像のエピソードがすき2014/11/05