内容説明
不倶戴天の敵同士による7夜にわたる激論の記録。
目次
第1夜 田原総一朗は原発文化人か
第2夜 小泉・竹中改革は日本に何をもたらしたか
第3夜 佐高信は営業反対制か
第4夜 修羅場を知らない政治家たち
第5夜 日本権力論
第6夜橋下徹はファシズムか
第7夜 田原総一朗vs佐高信
著者等紹介
田原総一朗[タハラソウイチロウ]
1934年、滋賀県彦根市生まれ。早稲田大学文学部卒業後、岩波映画製作所、テレビ東京を経て、フリージャーナリスト、評論家に。『朝まで生テレビ!』、『サンデープロジェクト』、『激論!クロスファイア』などの番組でテレビジャーナリズムの新たな領域を切り拓く。テレビディレクターとして『ドキュメンタリー青春』シリーズなど、映画監督として『あらかじめ失われた恋人たちよ』など
佐高信[サタカマコト]
1945年、山形県酒田市生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。高校教師、経済雑誌編集長を経て、現在、評論家として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ライフリブロ
2
佐高さんが、田原さんに噛み付き、田原さんが、いなす。なかなか、面白かった。田原さんは、好きなジャーナリストの一人。違和感を持つことも多々あるが、面白い人だ。2012/09/17
ねこじた
1
本書で田原、佐高が自分が相手からどんな(主義主張や思想の面での)捉え方をしているかを冷静に言い合っている。しかし、それは互いに誤解があるとして、弁解したり問答を繰り返したりするさまが面白い。 二人とも選挙において社会党や共産党に投票していると暴露したのは意外に感じた。本書の中で社民党や共産党を「保守的な野党」とこき下ろして、時代にそぐわぬ古い政策を与党に強いる野党の姿勢を表現している。 昨今のマスコミの報道手法や彼らの問題に対する切り口における課題を示して、ジャーナリズムの劣化を嘆いたことに共感した。2012/08/15
セロ弾き
1
佐高さんは田原さんになかなか厳しいけれども、田原さんは佐高さんに「あんたわかってないな」とつぶやく。橋下大阪市長や維新の会、原発問題その他最近起こっている諸々のことについてまだ揺れている感じがしました。2012/06/11
sumjin
1
20120330毎日新聞社 まあ、どちらも評論家。その時々で意見が変化しても責任は無い。そんな世界を逞しく生きる二人の自慢話。 田原なんか、時の権力者に上手く利用されているような気がする。ただ、影響力はある。原発、TPP、消費税 等でどんな態度をとるか注目はしたい。2012/04/10
ホリエンテス
0
今では絶滅種のような左翼思想の佐高信に対する田原総一朗のいなし方が面白い。原発に対してもブレてるとか変節したとか言われようが、現実を見て考え方を変える方が立派だと思うけど。2016/12/31