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内容説明
1960年代、理工系ブームが残した傷。外資系銀行の副頭取にまで上り詰め、「一生困らないほど金を貯めた」と語った大学同期のエース。彼は、なぜ挫折してしまったのか?金融工学の第一人者が、悲哀を込めて描く、親友の人生。
目次
第1章 凄い奴ら
第2章 社長への道
第3章 出世レース
第4章 教授への道
第5章 20人目の教授
第6章 突然の死
第7章 消えた資産
第8章 星取り表
著者等紹介
今野浩[コンノヒロシ]
1940年生まれ。東京大学工学部応用物理学科卒業、スタンフォード大学大学院オペレーションズ・リサーチ学科博士課程修了。東京工業大学大学院社会理工学研究科教授などを経て、中央大学理工学部経営システム工学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小鈴
10
学生運動が懐古される昨今、1940年生まれの同世代エリート・東大工学部の激烈な競争は忘れ去られた。技術は力なり。戦後日本科学技術を支えたスーパーエリート逹の人生とは。通常ならば文系に進学するような学生も、国策(理系拡充政策)により数学ができるならば東大工学部へと積極的に進学。それから40年たった。その結果は。理系金融ファイナンス専門の東工大元教授の著者はその人生の収支を世間的な価値から評価するが……。学生運動だけが全てではない。同時代のもう一つの青春を見てほしい。是非ご一読を。2010/11/16
ichiro-k
6
狭い交際範囲の思い出話に終始し、自費出版本程度の内容。「誰に何を」伝えたのか不明のままに読了。「結局、唯我独尊で人生送れたんだから、幸せだったんじゃね~の」という印象。人生を何勝何敗と評価しているカワイソーな人。シガラミのある周辺の人や出版社はお気の毒。2010/06/26
fatum
4
出てくる人達は超エリート。 学生時代から、その後の人生設計を頭に入れて建設的な行動をしている人が殆ど。 親友に焦点を置いた話ですが、東大の工学部教授の人選のカラクリなどにも触れてあり、一般人でもそのあたりは興味を持って読めました。 理系がもてはやされた時代ではあったけれども、もし文系に進んでいたら、納得のいく人生が開けたかもしれない親友が気の毒。 この時代に生きた理系出身者が読むと「あぁそうだったなぁ」と心に染み入るのだと思います。 2014/09/25
midnightbluesky
4
結局お勉強ができても、人としてダメだとやっぱりバカなんだということ。2012/02/25
けぴ
3
所々重複した記載があり推敲が不十分な印象もあるが内容はとても面白かった。「超」整理の野口悠紀雄さん以外は知らない人々の話だが日本を支えた理系がどんな人生を送ったかは興味深かった。2016/04/29
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