内容説明
民営化とは、体に染みついた「官」の臭いを、1枚ずつ引きはがすこと。1日52億円の赤字から1日26億円の黒字へ。「現場」の隅々に精通した技術系トップが振り返る、激闘の20年。
目次
序章 JR東日本の誕生まで
第1章 ハードもソフトも、すぐに大転換
第2章 列車サービスの改善
第3章 まず安全、そして近代化とデザインの革新をめざして
第4章 談合と天下りとの決別めざして
第5章 技術をインソーシング化する
第6章 駅ナカとSuica革命
終章 これからのJR東日本
著者等紹介
山之内秀一郎[ヤマノウチシュウイチロウ]
1933年、東京生まれ。東京大学工学部卒業。56年、国鉄入社。本社運転局保安課などを経て、69年から国際鉄道連合事務局へ出向。72年に帰国し、以後、東京北鉄道管理局長、本社運転局長、常務理事を歴任。87年、国鉄分割民営化とともにJR東日本副社長に就任。副会長、会長を務め2000年、退社。同年、宇宙開発事業団理事長。03年10月~04年11月、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の初代理事長。05年、NASAから栄誉賞を受けた。05年1月からJR東日本顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。