内容説明
植村直己冒険賞受賞の50男がアマゾン踏破に再チャレンジ。日本縦断、オーストラリア大陸横断、アフリカ大陸横断、タクラマカン砂漠縦断、カラハリ砂漠縦断、南アメリカ大陸縦断、サハラ砂漠縦断、モンゴル縦断…全部リヤカー引いて歩きました。
目次
1 南米大陸縦断2003(出発まで;ベネズエラ;ブラジル ほか)
2 日本列島縦断2004‐05(沖縄;北海道;東北 ほか)
3 リベンジ南米2006
著者等紹介
永瀬忠志[ナガセタダシ]
1956年2月15日島根県出雲市生まれ。50歳。1974年3月島根県立出雲工業高等学校機械科卒業。1978年3月大阪産業大学工学部機械工学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kinkin
92
著者はリヤカーに荷物を積んで南アメリカを南下する旅へ。途中様々な出会いや出来事、自然の脅威にも遭遇しながら度は続く。奥さんと二人の子供がいてとんでもない旅に出ることは私のような凡人には理解できない。近所のコンビニまで車でないと行く気になれない、ネットでお気楽に予約する旅やお気軽なBBQをアウトドアと称する人々。全く対照の旅だ。コロナ禍で不要な外出を求められている今、度に出られない人は困惑しているだろうと思う。そしてインドア派の私にはなにより旅の醍醐味のようなものを感じ取ることができた。後半は日本の旅。2020/08/08
つちのこ
41
なんでこんなことやってるんだろう。やめたい、家に帰りたい、子供に会いたい…でも前に進まなくちゃならない。著者のリヤカーの旅には、煩悩が支配し、心の弱さと強さの葛藤が絶えず交差する。ユニークなチャレンジが人々に深い感動を与えるのは、その人柄がストレートに伝わるからだろう。人間味あふれた著者なので、南米の人々にも受け入れられたのはうなずける。30年前の日本列島縦断でお世話になった人たちを訪ねるお礼の旅は79日間をかけている。私は106日間をかけて徒歩縦断をしたが、リヤカーを引いてのこの記録は驚くばかりだ。2025/03/23
トムトム
29
やってみたいと思わないけれど、出来る人は尊敬します。冒険家はすごいと思います!不安定な生活だけど、歩いて自然や人間に触れて、ただただ歩く。長い上り坂も一歩一歩。泥道もジンマシンも虫刺されも何のその!一歩ずつ歩けばゴールはくる。すごいなぁ。2022/01/27
ばんだねいっぺい
28
願わくば、歩き旅中の永瀬さんにぜひ会いたい。リヤカーに名前をつけているところがいいなぁと思った。全然、かっつけないところに人間の大きさを感じる。息子さんがいちいち愛らしい。2019/05/29
moe
4
リアカーを引いてひたすら歩く人の道中記。つらい坂、怖い夜、弱気になりながらも一歩一歩進んでいく、それが皆の励ましになることを信じて。 文章は拙さはあっても、気持ちは伝わります。絵本も出ているとのこと、読んでみたいです。2020/02/23