内容説明
欧米の覇権主義に対して小国の哲学を掲げ、ルックイースト政策・資本規制策など固有の路線でアジア独自の発展をリードするマハティール・マレーシア首相が、日本人にメッセージを発信。アジアの時代を共に築くための珠玉のエッセイ集。
目次
アジア再生への道
小国対大国
私の教育論
私の指導者論
欧米の人権論とアジア
私の日本論
資本制導入から一年
私の中国訪問
東ティモール問題をどう見るか
イスラム教と近代社会
マレー人の新しいジレンマ
ビジョン2020構想
お互いの文化を尊重すること
域内募金の必要性
総統選挙後の台湾
病気、通貨危機を克服
日本人よ自分の足で立ちあがれ
アジア通貨危機を振り返る―マハティール首相×榊原英資
マレーシアを発展させるためのアイデア
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
果てなき冒険たまこ
2
マレーシアに旅行に行ったので関連本を図書館から借りた中の1冊。何せ古い本なので(2000年発行)何とも言えないところはあるけどこの頃はお金もあって頼りにされてた日本とこれから頑張るんだといってそれを実現してきたマレーシアとの違いを強烈に感じてしまったなぁ。さてこれから日本はどうなるんでしょうかね。2025/05/16
がっち
0
マレーシアのリーダーであったマハティールの日本へのことば。さすがマレーシアのリーダーでひっぱってきただけあって言葉がおもい。単なる日本批判ではなく、日本からみた日本の改善、アジアから見た日本の改善ということをみることができ、一概に外部からの助言ととらえることができない。2013/06/04