内容説明
『日本沈没』の惨状が現実に。神戸を愛して止まない作家が試みた「阪神大震災の総合解析」。
目次
序章 はじめに
第1章 一九九五年一月十七日午前五時四十六分五十二秒
第2章 全貌を把握するために
第3章 再生に向かって
第4章 二十一世紀の防災思想へ
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アヴォカド
2
本書は阪神・淡路大震災から75日、から始まる。 小松左京は、地震のあと精力的に情報やデータの収集に努め、分析と提案を試みている。自分の愛着のある土地が、突然受けた大災害。無念の思いはさぞや、と想像する。 そして彼は昨年亡くなったけれど、亡くなる前に、東日本大震災も見ることとなった。きっと言いたいことがたくさんあっただろうと思う。聞きたかった、とも思う。2012/04/20
りっちー
1
色々参考になった。前兆現象など、海外では活用できた事例があったのに、日本は科学的でないと言う理由で見向きもされないとか、考えさせられる。20年たった今だからこそ、落ち着いて読みたい一冊。2015/08/01
kino
1
取材、執筆のフットワークが凄い。使命感の熱さに打たれる… 年月が経っているので追跡取材などした増補版を読みたいな。2012/01/18
syam
1
ちょっと雑多な印象。阪神淡路の教訓は政治と科学の面ではあまり活かされなかったんだな。2011/05/09