目次
1 フェミニズム・上野千鶴子の思想(私の事情;上野千鶴子の方法;上野千鶴子の「私」像)
2 フェミニズム以後・対の思想(私の本音;上野千鶴子と中野翠;対の思想)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
百太
18
上野先生の著書をこの頃読み続けているもので(苦笑)手にしてみました。2019/04/24
tom
9
久しぶりに上原さんの本を読んでみたいと思って借りてきた。ところが、この本は、上野千鶴子のフェミニズムを読み解きながら、上原さん自身と配偶者との軋轢を読み直す試みだった。上原さんは、夫婦の軋轢のまっただ中で、この本を書いている。その結果として形作られた夫婦の生活にはそれなりの安定感があるらしい。でもね、配偶者との関係をこういう形で、自ら解説しようとする上原さんに対して、奇妙な感覚を持つのですよね。夫婦を読み解く上で、一読の価値はあるかもしれない本でした。ちなみに、書中の上野vs吉本隆明のバトルの解説は出色。2016/04/25
ステビア
6
思想書というよりも後の上原氏のルポの原型。最後に得られるカタルシスは中々よい。タイトルがちょっとミスリーディングかなぁ。2014/03/24
くま
2
上野千鶴子に傾倒し、別れを切り出した妻とのことを振り返り、上野千鶴子と自分の分析をする着想が面白い。普段「個」について考えたりしないから、次々出てくる思想家たちの意見がとても面白かった。2008/11/06
ざまたかこ
1
アンチ上野本かと思いきや、かなり丁寧な上野解説本でした。中野翠さんの本も読んでみたくなるし、もしかしてマルクス読まなきゃいけないの?アタシ?と感じたり。読める気がしないけど(笑)2017/09/24