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内容説明
とある事件をひとつ解決して、またもや連続逆転無罪の記録を更新した俺、山鹿善行のもとに、早速、次の弁護依頼がやってきた。依頼人の名は二岡浩二―ついさっき無罪にしてきたばかりの男だった…。どっと旅疲れ。なんでも今度は、二岡の義父が水死体で発見されたのだという。まったく、骨の髄までツいてない。おかげで俺は、久しぶりの雪奈の顔さえ拝むヒマなく、再び温泉地へと舞い戻るハメに!そんなこんなで。私立探偵の影野とふたり、ぶらり旅続投となった俺を待っていたのは、毎度おなじみの危機的状況だった。“被害者を殺せたのは、俺の依頼人以外、物理的にあり得ない”という主張ひっさげ、俺の前に現れたのは―できれば二度と会いたくなかった、キザでイヤミなあの野郎!?かくして、大波乱を予感させる湯けむり温泉殺人事件第2部が幕を上げたのだった。
著者等紹介
師走トオル[シワストオル]
埼玉県在住。『タクティカル・ジャッジメント』で第2回富士見ヤングミステリー大賞準入選に選ばれる。同作にて作家デビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほにょこ
2
★★★☆☆ 温泉編の下巻。最後はインパクトありましたけど、全体的にはあまり面白みのない内容でした。著者もあとがきでネタ切れとか書いていて次回からは民事編らしいです。2020/07/17
はつかねずみ
1
再読。 湯煙殺人事件第二弾。 今巻は証拠の捏造や調査を途中で切り上げることによる捜査方針の誘導など、警察が事件の全体像を作ると言わんばかりの展開が目についた感じ。 更には偶然も重なることでハードルを上げていってるけど、その分流れを逆転させていくところは非常に盛り上がった。 しかし、この結末は警察側からするときっついな……特に、東京から遥々やってきた東ヶ崎検察官なんてもうね、うん。2016/01/19
タタリ
0
はじめて最終弁論までいった??が、それも布石というか最終弁論文章じゃ読みづらすぎるな。2013/07/11
K-Wing
0
なんか今回は……。 うーん、なんなんやろうか?別に何が悪いってこともないと思うけど、飽きてきたか?2013/06/09
なごむ
0
ほとんどが法廷内の会話シーンなのに飽きずに一気読みできるのは凄い。まさに大舌戦。専門知識がかなり増量されていたけど、ストーリーを追う上では問題無し。不満といえば、被告人や関連人物の描写が少ないところかな。真犯人を突き止めるにしろ、ポッとでのキャラじゃ衝撃が少ない。2011/08/19