内容説明
路地を徘徊し、ネホリハホリ探査観察する。計測し記録し、尾行追跡するその目的は?発見と推理と、純粋なる探偵。現代常識人の理解を絶する、怪人林丈二の路上探偵術。
目次
漱石「吾輩は猫である」の猫の子孫を探す
なんじゃもんじゃの正体
当たりクジ付アイスキャンデー当たりの確率
雷獣は何処へ行った
ビン入り牛乳の誘惑
宝珠と擬宝珠
右回転と左回転
二十面相がかくれたマンホール
石の生命力
理想の小屋
一坪博物館
忍び返しの楽しみ方
孤独の痰壺
キャット・ウォッチング〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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90年刊なので、“昔を懐かしむ文章が既に古い”という状態だけど、ギリギリ楽しめる世代で良かった。痰壺の話は消えていきそうなモノとして旧工部省マークの話が出てくるんだけど、まさか痰壺どころか灰皿も無くなってるとは当時は思いもしなかっただろうね。 本当は著者の絵葉書コレクションに興味があるんだけど。2022/09/26
ebi_m
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1990年の本で、痰壺とか放し飼いの犬とか今ないよってものがちょくちょくあって面白かった。余裕のある雰囲気なので30年近く経ってこの方今どんなことしていらっしゃるのかなあ変わらずいろんなものを見て集めているといいなあ。図書館で文献探索とか明治期の新聞をめくったりとかヨーロッパ訪ねたりもしていて実は(?)只者ではない。2018/07/12
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