内容説明
シアトルの沖合に浮かぶ離れ小島フロッグ・コーブ・アイランドで、資産家のコレクターが変死した。遺されたコレクションを譲り受けた〈リーブルック・ガラス博物館〉の館長ユージニアは急遽島へ向かうが、なりゆきで思わぬ道連れを押しつけられる。横柄で相性最悪の私立探偵サイラス。彼は3年前に消えたいわくつきの美術品を追っていた。が、滞在先の風変わりなガラスの家に二人が到着した矢先、さらなる事件が…三十路の迷コンビが織りなすキケンな恋と推理。
著者等紹介
クレンツ,ジェイン・アン[クレンツ,ジェインアン][Krentz,Jayne Ann]
アメリカンロマンス界を代表するベテラン作家。これまで30作品以上を『ニューヨークタイムズ』のベストセラーリストに送りこんでいる。ロマンス小説においての受賞経験は枚挙にいとまがなく、アマンダ・クイック名義によるヒストリカル作品も。現在は夫とともにシアトルで暮らす
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
22
ヒロインはガラス博物館の館長。ヒーローはアロハシャツを着た(笑)探偵。ちぐはぐな取り合せだけど話が進むごとに互いにぴったりくるものを感じ合う。亡くなった妻への感情や育ててくれた祖父の思い、父親代わりに育てた甥への責任感、会ったこともない父親、とヒーローが沢山のものを抱えているなか、ヒロインが時にはきつい真実を告げたり彼の心情を理解したり、良いカップルだった。ハデスの杯、知識と想像力が追いつかなくて残念💧中身を知らなくて自分の作品を自分で叩き壊した芸術家がショックを受ける場面が一番印象に残った。お気の毒。2022/10/04
じょじょ
6
本当に最後の数ページまでイライラする二人だった。特にヒロインが。気が強く我が強い女性は好きだけど ちょっとこのヒロインは最初自分!自分!過ぎていや。ヒーローもヒーロー気取りの割に頼りにならないし。でも最後数ページで一気に普通のヒーローとヒロインになっていて 最後まで嫌な気持ちのまま終わらないで良かった。2022/04/02
ばんび
6
ガラス好き!!2020/09/04
けいちか
3
クレンツのお得意の家族の面倒見のいいヒーロー、もしくはヒロインが出てくるパターンで、今回は私立探偵のヒーローが面倒見が良かった。甥っ子が一緒に働きたいと言った時のヒーローの感動度合が見もの。エロ度少なめ(笑2013/05/28
おっくん
2
シアトルのガラスの博物館の館長が、事件に巻き込まれ亡くなった画家である友人の死因究明と幻の古代ガラス器の発見に挑む事になり、恋をしたり殺されそうになったり~!!2013/05/24