出版社内容情報
25年度秋NHK朝の連続ドラマ「ばけばけ」で話題の作家、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)。ジャーナリスト、旅行作家として各地を放浪した作家が終のすみかとして日本にたどり付くまで。
【目次】
内容説明
ギリシャのレフカダ島で生まれたハーンは、十九歳で英国から海を渡りアメリカへ。さらに放浪の旅を続けたのはなぜだったのか。さまよえるハーンの魂が定着したのは、明治二十三年の日本だった。松江で巡り会ったセツと、四人の子供に恵まれ幸せな家庭を築いた。小泉八雲と日本名を名乗った彼の生涯を丹念に調査し、最初のアメリカ人妻にも言及した意欲作。
目次
第1章 旅人ハーン
第2章 孤独な生い立ち
第3章 シンシナティの名物記者
第4章 最初の結婚
第5章 ニューオーリンズ―南への憧れ
第6章 新聞記者から作家へ
第7章 マルチニーク―記録と幻想
第8章 日本への道
第9章 松江―セツとの出会い
第10章 ハーンから小泉八雲へ
第11章 エリザベス・ビスランドへの思い
第12章 小さな神々の国―「日本」再考
第13章 ハーンの中の東洋と西洋
著者等紹介
工藤美代子[クドウミヨコ]
1950年生まれ。18歳でチェコのカレル大学に留学。帰国後に70年大阪万博の通訳。72年の札幌五輪のコンパニオンをつとめる。73年にカナダに渡りコロンビア・カレッジ卒業。93年に日本に帰国。昭和史、皇室関係のノンフィクションを執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ちさと
30
あらゆる可能性を探って時間や空間を超越しようとしたハーンは、生涯にわたってまさに旅人だった。朝ドラ「ばけばけ」が始まるということで本屋さんに平積みになっていたラフカディオ・ハーンに関する書籍の中から、彼の生涯をざっくり知ることができそうな本書をチョイス。生誕から複雑な幼少期・青年期が大きく影響した彼の宗教観や精神性を知ることで、彼の日本や日本人に対する思い、また文学への取り組みがより鮮明に見える(気がする)。「ばけばけ」見るかもしれない万人におすすめ。(私は朝ドラ自体を見たことがない)2025/09/23
こばまり
27
朝ドラ「ばけばけ」開始を祝してその生涯をおさらい。渡日以前の様子に比較的紙幅を割いており興味深かった。口語体で読み易すぎるのでもしやと思ったら、あとがきでTV講座の文字起こしと知る。毎日新聞社さんはその旨表紙か裏表紙に一言書いといてくれたら親切。2025/10/01
MUSAN11383594
0
手堅く読みやすい文体の評伝で簡潔にまとめられているため、最初の一冊に良い作品だと感じた。2025/09/02
かず@kazu
0
朝ドラ始まる前にと読んでみました。 これがどこまでドラマに反映されるかわかりませんが。 流れはわかるかと思います。 他の文献も読む必要はあるかも?2025/09/06
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