出版社内容情報
毛利に滅ぼされた尼子一族。八咫烏の囁きに導かれ、ただ一人の末裔スセリ姫は強大な毛利軍に戦いを挑む。著者初の歴史ファンタジー。
内容説明
尼子は負けぬ。出雲はわれらのものじゃ。神の化身八咫烏に導かれ、滅亡した尼子氏残党が姫のもとに結集。“出雲国奪還”の戦いが始まった!著者初の壮大な歴史ファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
32
久々の諸田さん。戦国時代を舞台にしたファンタジーのような作品だと思いました。恋愛要素も強めで、こんな作風だったかと疑問に感じて仕方ありませんでした。2024/03/06
信兵衛
25
諸田さん初のファンタジーな歴史絵巻と聞いて期待したのですが、今ひとつ楽しめなかった、というのが正直な感想。2019/08/31
雅
25
史実を基にファンタジー要素を絡めた作品。男女の情も含め、やや物足りない印象もあったけど終わり方はとても綺麗でした2019/04/15
aloha0307
22
ひと時は出雲を制圧しかけた尼子氏 新宮党が派生し、一族が結束出来なかったところに毛利元就に屈した...というのがmy歴史観であったが、その後の物語があったのだ。ひとりの姫をきっかけに滅びゆく尼子氏の足跡を辿りながら、出雲神話や風土記伝説を取り入れた、諧謔味を湛えながらもとても哀しい物語でした。黄泉の国での対決など、ファンタジーもありましたが、物語の根幹がしっかりしており気にはなりませんでした。P.S.なんで本書は読メ上 ページ数ゼロなのでしょうか??2019/03/30
星落秋風五丈原
17
山中鹿之介登場。確かに諸田さん作品にしては若っぽくてイメージにあわないな。2021/08/12