内容説明
「かぶき者」ニューヒーロー誕生!信長の甥にして、一族きっての異端児。権勢に背を向け、愛と自由に生きた織田左馬助の破天荒な人生。
著者等紹介
典厩五郎[テンキュウゴロウ]
1939年生まれ。立命館大学文学部卒。新聞記者、シナリオライターを経て作家に。87年『土壇場でハリー・ライム』でサントリーミステリー大賞・読者賞をダブル受賞。2013年『NAGASAKI 夢の王国』で舟橋聖一文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あかんべ
8
織田左馬助。信長の甥。父は茶人として有名だはあるが、なんとも哀しい。腹の中に天邪鬼という鬼を飼っているといくら女、男に惚れられてもむなしい。洛中洛外図の解説から始まり、その場面に事件に辿り着くまで勢力図、人物相関図が必要なほどちょっと書き込みすぎ。左馬助に絞り込んで欲しかった。2014/11/08
ハッチ
4
★★★★☆織田左馬助という、織田信長の甥っ子の話しだけど、筆者の俯瞰した記述が多く、あまりのめりこまなかった。2014/11/15
ぶーにゃん@積ん読本解消中
3
織田有楽斎の息子にして傾向者の左馬助という破天荒な男を題材に選んだことに興味がありました。利休七哲の茶人として有名な有楽斎が織田家の武将としては全く使い物にならなかったことや信長亡き後の織田家の状態がわからなかったので非常に興味深いものでした。意地と恋に生きた左馬助も前田慶次のように生まれてくるには遅すぎた快男児だったという感想をもちました。題材はいいのですが、少し物足りない。故隆慶一郎だったらこの主人公をどう描いただろうか?2014/10/19
山城守隆俊
0
時の権力者『信長・秀吉・家康』はそんなに出てこないが、かぶくって何って思わせる本であった。2015/08/18
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