内容説明
黄金の肌がなまめかしく輝くとき、横浜の秘められた歴史の記憶が、汚辱にまみれた愛憎のドラマが、闇のなかに映し出される―。黄金の肌が映し出す横浜の秘められた歴史。
著者等紹介
山崎洋子[ヤマザキヨウコ]
1947年、京都府生まれ。コピーライター、童話作家、シナリオライターなどを経て、83年、『花園の迷宮』で第32回江戸川乱歩賞を受賞
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感想・レビュー
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星落秋風五丈原
23
平凡なOLからホームレスへまっ逆さま!父親がアルバイトの青年に冗談で「嫌がらせの書き込みをしてやれ」といったばっかりに解雇される。次に始めた飲み屋もうまくいかず、突然、親の借金を抱え込んだ灯子は婚約破棄されて、とうとう横浜でホームレス生活を送る羽目に。飛び込みでもしそうな灯子の前にピエロが現れ、一夜の宿を提供してくれた。ドヤ街・寿町に迷い込み、パックリ口をあける歴史の深い闇、人間の愛憎の闇に引きずりこまれる2004/10/04
かぐや.
3
現在と過去を行ったり来たりで、少々パニック。でも本当に山崎洋子さんの長編は読みごたえがあります。一気には読めなかったけど、早く次を読みたくて仕方なかった。お金の絡む問題は読んでいてザワザワしてきます。もし何かの偶然でそんな立場になったらどうするんだろう。平凡で良いので、堅実に慎重に生きていきたいと思います。2019/01/22
*花福*
3
5cmもの単行本だけど、飽きずに読めた。山崎洋子さんお得意のヨコハマ、ギリシャ神話、絡み合う伏線は読み手を魅了。2012/03/30
ロクジュウヨン
2
ピエロとメリーさんがダブる。昔の横浜を思い出させる、最高に面白い本。ハードカバーはかなりのボリュームですが、思わず購入してしまいました。2011/02/17
たつや
0
ブログ:http://sunnext.exblog.jp/10068615/2009/04/17
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