内容説明
日本で活動するイギリス人ジャーナリスト、アダム・バックリーは、友人のロンドン駐在商社マン・斉藤からある日、一通の手紙を受け取った。「見せたいファイルがある。ぜひロンドンに来てほしい…」。だが、肝心の斉藤はバックリーがロンドンに到着する直前、古い運河で不審な死を遂げていた。イギリスに核廃棄物再処理工場を建設する交渉にかかわっていた斉藤。彼は、いったい何を伝えたかったのか―。真相を追うバックリーに立ちはだかったものは―。イギリス人気作家、鮮烈の日本デビュー、ロンドン、そして日本を結ぶノンストップ・サスペンス。