内容説明
皇室と国民がともに新年を言祝ぐ“歌会始”は、一千年の伝統をもつ宮中恒例の行事。その戦後五十年の歩みを集大成。
目次
陛下と歌会始
歌会始の歴史と現在
歌会始とその歌風
歌会始と披講所役
歌会始御製御歌及び詠進歌
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HH2020
5
◎ 毎年、年頭に皇居宮殿松の間で行われる宮中歌会始の儀を、その歴史から作法に至るまで事細かに解説した内容である。昭和22年度から平成7年度までの歌もすべて収録されている。歌会始なぞテレビのニュースで聞く程度でとくに関心があるわけではなかったが、事の成り行きで図書館から借りた。歌が書かれた懐紙の折り方とか、読み上げるときのあの独特な節回しとか、微に入り細に入り解説してあるのが面白かった。私には縁がないが、選に入り晴れて宮中に御呼ばれしたしたひとにとっては必須の本でしょうな。今度の歌会始は少し注目して見よう。2019/12/21