内容説明
進藤理人は理学部に通う大学二年生。ルームメイトの柏木詩文とは、性格こそ正反対ながら「謎解き」という共通の趣味があり馬が合う。ある日二人は山奥の洋館で催される脱出ゲームに参加することに。だがその最中、何者かの焼死体が館内で見つかった。戦慄のなか、やがて次の犠牲者が…。館を出られる条件は唯ひとつ、九つの謎を解くこと―「殺人」×「謎解き」の読者参加型ミステリー!
著者等紹介
三日市零[ミッカイチレイ]
福岡県出身。慶應義塾大学卒業。2023年、第21回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として『復讐は合法的に』でデビューを果たす。異色のリーガルミステリーである同作はシリーズ化され、シリーズ累計10万部を突破(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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akky本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
麦ちゃんの下僕
109
理学部2年の進藤理人&文学部哲学科2年の柏木詩文は、ルームメイトであり“謎解き”が好きな趣味仲間でもある。そんな2人が参加することになった、山奥の洋館で行われる“リアル脱出ゲーム”で次々と殺人が!?…という物語。この作品の特色は、ゲーム内で出題される9つの“謎”に読者もチャレンジできる体験型のミステリーだということ!難易度も初級編~上級編までバラエティ豊かですので、皆さんもぜひ♪︎ 犯人当てに関しては「あのパターンでしょ?」と高をくくっていたので…うわ、そっちのパターンだったか!としてやられました(笑)↓2025/06/10
yukaring
71
〈脱出ゲーム〉という名の連続殺人事件。館に閉じ込められた彼らはゲームそして殺人事件の謎を解き明かす事ができるのか?読者参加型の謎解きミステリにワクワクする1冊。『謎解き』が大好きな大学生の理人と詩文は山奥の館で開催される脱出ゲームに参加する。魔女の館から脱出するゲームのはずが暖炉から無惨な焼死体が発見される。混乱する参加者を尻目に自動的に出題される謎と次々と見つかる犠牲者の遺体。そして9つの謎を解けば館から出られるという。自分もよく謎解きイベントに参加するため臨場感もありゲームと殺人の謎を両軸で楽しめた。2025/06/15
さっちゃん
47
ルームメイト同士の理学部の新藤理人と文学部の柏木詩文。真逆の性格ながら謎解きという共通の趣味があり馬が合う。二年生になり、二人は山奥の洋館で開催される脱出ゲームに参加。しかしゲームの最中、殺人事件が発生。脱出条件は九つの謎を解くことで…。/読者参加型ミステリ。本書内にもクイズやパズルが掲載され、思わず読む手が止まる。脱出ゲーム未経験なのでちょっとワクワク。館クロサーでの事件の謎とゲームの謎が両方楽しめる贅沢な一冊。おかん役で特別な力を持つ理人と、変人ながら鋭い思考力の詩文のコンビも良い。シリーズ化希望!2025/05/25
よっち
33
理学部に通う大学二年生・進藤理人が、ルームメイトの柏木詩文と山奥の洋館で催される脱出ゲームに参加する理系×文系大学生コンビが挑む謎解きミステリ。山奥の洋館で始まった魔女の館からの〈脱出ゲーム〉の最中に何者かの焼死体が館内で見つかり、混乱の中でもゲームは続いて次の犠牲者も生まれ、館を出られる条件である九つの謎を解くことに挑む展開で、脱出ゲームの楽しさも感じつつ、張り巡らされた伏線を回収していきながら、タイプの違う2人が真相に迫っていく過程で明らかになる背景や、たどり着いたその結末はなかなか面白かったですね。2025/06/16
糸巻
29
同じ大学に通いルームメイトでもある理人と詩文は、イベント会社の謎解き動画に正解し【魔女の館の殺人】脱出ゲームに招待される。ゲームの参加者9人とスタッフ2人が集められた洋館で3日間にわたるゲームがスタートしたが、2日目の朝に館内でバラバラの焼死体の一部が発見される…。ゲームはあまり興味がないが、主に謎解きをする詩文と助手役の主人公の関係性が好ましく読み進めた。登場人物達の行動を時系列に沿って追い論理的に犯人像を絞っていく展開だがこれが私にはややこしく感じた。再読して色々確認したい。もし続編が出たら読みたい。2025/05/27
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