内容説明
進藤理人は理学部に通う大学二年生。ルームメイトの柏木詩文とは、性格こそ正反対ながら「謎解き」という共通の趣味があり馬が合う。ある日二人は山奥の洋館で催される脱出ゲームに参加することに。だがその最中、何者かの焼死体が館内で見つかった。戦慄のなか、やがて次の犠牲者が…。館を出られる条件は唯ひとつ、九つの謎を解くこと―「殺人」×「謎解き」の読者参加型ミステリー!
著者等紹介
三日市零[ミッカイチレイ]
福岡県出身。慶應義塾大学卒業。2023年、第21回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として『復讐は合法的に』でデビューを果たす。異色のリーガルミステリーである同作はシリーズ化され、シリーズ累計10万部を突破(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
-
akky本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
551
『復讐は合法的に』の著者による館物の本格ミステリ。しかもハーパーBOOKSからの刊行という物珍しさか。『復讐は~』ではイマイチはまれず、続編も未読のままだが、こちらはまずまず。脱出ゲームと掛け合わせて、読者参加型の謎解きを用意した点は目新しく、シリーズ化できるならぜひ続けてほしい。しかし、今作に限っては、脱出ゲームを絡めたことで、犯人は"主催者側"で"事前に館を訪れていた"ことが自明であり、難しく考えないでも容疑者が絞れてしまう。なぜ律儀に、定刻まで誰もクイズが書かれた引き出しを開けなかったのかも不思議。2025/06/29
麦ちゃんの下僕
122
理学部2年の進藤理人&文学部哲学科2年の柏木詩文は、ルームメイトであり“謎解き”が好きな趣味仲間でもある。そんな2人が参加することになった、山奥の洋館で行われる“リアル脱出ゲーム”で次々と殺人が!?…という物語。この作品の特色は、ゲーム内で出題される9つの“謎”に読者もチャレンジできる体験型のミステリーだということ!難易度も初級編~上級編までバラエティ豊かですので、皆さんもぜひ♪︎ 犯人当てに関しては「あのパターンでしょ?」と高をくくっていたので…うわ、そっちのパターンだったか!としてやられました(笑)↓2025/06/10
yukaring
83
〈脱出ゲーム〉という名の連続殺人事件。館に閉じ込められた彼らはゲームそして殺人事件の謎を解き明かす事ができるのか?読者参加型の謎解きミステリにワクワクする1冊。『謎解き』が大好きな大学生の理人と詩文は山奥の館で開催される脱出ゲームに参加する。魔女の館から脱出するゲームのはずが暖炉から無惨な焼死体が発見される。混乱する参加者を尻目に自動的に出題される謎と次々と見つかる犠牲者の遺体。そして9つの謎を解けば館から出られるという。自分もよく謎解きイベントに参加するため臨場感もありゲームと殺人の謎を両軸で楽しめた。2025/06/15
nobby
81
はい!これまさにリアル脱出ゲームなり!!そう呼んだことはないが、小謎・中謎・大謎と分けるなら完全に自分も理人と同じく小謎の人(笑)それにしては簡単過ぎたけど…それでも一旦解決と思わせてからのトゥルーエンドへの導きに重ねて本格ミステリ堪能出来て満足!制限時間48時間が長いのと、あくまで脱出についてはゲーム設定である故に少し緊迫感が薄れるかな…それでも最後に明かされる真相はなかなか重い。何より「殺人」✕「謎解き」どちらにも繋げる伏線バラ撒きはお見事!詩文の出し惜しみ探偵ぶりには是非にまた一緒に参加したい!2026/01/01
キナコ
60
タイトル買いした一冊。脱出ゲームを舞台とした密室でおこる殺人事件。脱出ゲームはしたことがないが、細かく謎の分類が分かれてるとは知らなかった。読者参加型のミステリーではあったが、思っていた以上に謎が解けて嬉しかった。後半にかけての謎解きもしっかりとしていて満足度が高い作品。探偵役が2人というのも、考え方が異なる2人のやりとりが見れて面白かったかな。今後も作者に期待。2025/09/24




