出版社内容情報
「ぼくはきみが憎い」マットの緑色の瞳がぎらりと光った。「きみに、ぼくが味わったのと同じ苦しみを味わわせてやる」憎しみに満ちた義兄の言葉に、フランセスカは震えあがった。ロンドンからはるばるカリブ海までやってきたのに、8年ぶりの邂逅はぞっとするほど残酷で、禍々しい。フランセスカは、静かに悲しみにうち沈んだ。8年前のあの夜、たしかに義兄と義妹は過ちを犯した。だがあれはもう、過去の記憶に埋めたのではなかったのか。フランセスの脳裏に、15歳の禁断の夜がありありと甦った。
メアリー・ライアンズ[メアリーライアンズ]
平 敦子[タイラアツコ]
内容説明
「ぼくはきみが憎い」マットの緑色の瞳がぎらりと光った。「きみに、ぼくが味わったのと同じ苦しみを味わわせてやる」憎しみに満ちた義兄の言葉に、フランセスカは震えあがった。ロンドンからはるばるカリブ海までやってきたのに、8年ぶりの邂逅はぞっとするほど残酷で、禍々しい。フランセスカは、静かに悲しみにうち沈んだ。8年前のあの夜、たしかに義兄と義妹は過ちを犯した。だがあれはもう、過去の記憶に埋めたのではなかったのか。フランセスカの脳裏に、15歳の禁断の夜がありありと甦った。
著者等紹介
ライアンズ,メアリー[ライアンズ,メアリー] [Lyons,Mary]
カナダのトロント生まれで、6歳からイギリスで暮らす。ラジオのアナウンサーや本の批評家として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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糸車
28
いくら嫌なことがあったからといっても初対面の相手とお手軽な情事を楽しもうとしたヒーローは嫌だな。相手がどういう人物だったとしても、自分もそういう人間だったんだから。同類じゃないの。それを純粋なヒロインに責任転嫁するなんて言語道断。何度も「分かっている」と言いながらなんにも分かっていない。同じこと繰り返しているし。いろいろ腹たつヒーロー。おかしくなっているとしか思えない。それにひきかえ、我慢強く働き者のヒロイン、なんであんな男性に惹かれちゃうんだろう。2018/11/28
キッチンタイマー
3
どいつもこいつも自制心のない登場人物だらけ。古い作品。なんかなー。価値観のあわない人たちだわ。2016/07/31
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