内容説明
よれよれの服に冴えない眼鏡の仕事人間、ジョン・フィリップ。それが、ソフィのボスだ。時代の寵児と呼ばれる天才も、実のところ、身の回りのすべてを秘書の彼女に頼りきっていた。亡兄の子供たちを引き取った彼から便宜結婚を申し込まれたとき、ソフィはさほど驚きもせず、すぐに“イエス”と答えた。男性不信のソフィにとって、彼だけは信頼できる男友達だからだ。ところがある日、シャワーから出た彼と鉢合わせした瞬間、ソフィの胸に奇妙なざわめきが広がった。嘘でしょう?このセクシーで魅惑的な男性がジョンだなんて。
著者等紹介
ジョーダン,ペニー[ジョーダン,ペニー][Jordan,Penny]
1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『純愛の城』が遺作となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kina
3
ちょっとつかみどころの無いヒーロー。話し合おう話し合おうと口にするのに話し合いはなかなか行われない。何故?コミック版がよくまとまっていてまあまあ筋が通っていたので小説の方がよくわからん!という結果になってしまいました。お金持ちらしいのにセキュリティの甘いおうちに住んでいて、侵入者許し放題。怖い。2019/06/17
me
1
コミックのH/Hのほうが魅力的だった。原作ではヒロインがヒーローの体に惹かれてもんもんとする気持ちが延々と続いて飽きる。ヒロインよりヒーローの気持ちが知りたいのに。ヒーロー全然「穏やかな彼」ではなかった。ヒーローが「皮肉なあざけり」を含んだ表情でヒロインを見る意味がわからない。愛する人を嘲るヒーローに魅力なし。知り合って2年間何もせず突然結婚を申し込む意味もわからないし、ヒロイン両親との不仲も改善しなかったしで消化不良。ヒーローがもっとメロメロなところが見たかった。 きゅんきゅんしなかった。2018/05/10
める
1
策士系メロメロヒーロー。そしてそんな彼の気も知らずやきもきしちゃうヒロインが可愛い○2013/09/03
EDAMAME
1
男性恐怖症な彼女を回りくどくもジリジリと落としていく地味すぎと思われてるヒーローは実はモテすぎて地味なフリしてたっていう無茶設定のお話(´ε` 好きだな~2013/07/04