内容説明
メルは友人に付き添い、岩山に立つ風変わりな屋敷へと向かった。幼い息子を誘拐された友人が、一縷の望みを託して、有名な超能力者に透視をしてもらいたいと言い出したからだ。だがメルは思っていた。そのセバスチャン・ドノバンとやらは、どうせでたらめを言っては大金を巻きあげる詐欺師に違いない。友人がだまされないうちに、わたしが化けの皮を剥いでやるわ。ドアから出てきた人物を、敵意もあらわににらみつけたとたん、メルははっと息をのんだ。この瞳―まるで穏やかな湖のよう。はっきり覚えている。この男性は、昨夜の夢で会った人だわ。
著者等紹介
ロバーツ,ノーラ[ロバーツ,ノーラ][Roberts,Nora]
メリーランド州に育ち、1981年、『アデリアはいま』でデビュー。以来、天性のストーリーテラーとして精力的に執筆活動を続けている。98年、『マクレガーの花婿たち』で初めてNYタイムズのベストセラーリスト第1位に輝き、翌99年以降はすべての作品がリストに登場。別名義で書いたものも含め、140作以上のベストセラーを世に送り出し、総発行部数は3億部に迫っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
24
積ん読解消。どうやらこれは「魔女に恋した夜は」の続きでしょうか。モーガナとナッシュ、覚えのある名前が出て来ました。今回はヒーローが魔法使い?でもヒロインの夢を覗き込んだりしないよう自制していたのでこちらとしては読みやすかったです。赤ちゃんを誘拐された友人を助けようと調査に乗り出すヒロインと透視が出来る"超能力者"ヒーロー。変な話、魔法より超能力の方が受け入れやすい。何故だ。2021/09/07
アカツキ
13
ドノバン一族は魔法使い2作目。前作ヒロインのいとこ・セバスチャンがヒーロー。私立探偵のヒロインは誘拐された親友の赤ちゃんを探すも2カ月が過ぎ、親友から超能力者であるヒーローに協力を頼みにいく付き添いを頼まれる…。誘拐した赤ん坊の人身売買が絡んだサスペンス風のロマンス。有能で勝気なヒロインは魅力的だけど、ヒーローに窮地を救ってもらったお礼を言わない上に死ななかったから問題ないでしょという態度はどうかと思うし、ラストでもまったく反省していないのが気になった。それ以外は面白くて好きな話。2020/08/08
youyou88
6
「魔女に恋した夜は」の続編。 といっても独立しているお話。 メルは私立探偵。友人ローズの幼い息子が誘拐され行方不明になり、助けを得るため超能力者のセバスチャンの所へやってくる。 まぁノーラ・ロバーツなんで外れはない!面白かった。 私は心が読めるイケメン…なんて付き合うのは絶対無理だけども! https://ameblo.jp/harayou1223/entry-11206824873.html2022/03/27
oneoeight
1
このシリーズの中で一番物足りなかった;;短い本なのに人身売買や超能力やら詰め込みすぎて、ロマンスがおざなりのような気がします。あぁ残念。ヒロインギスギスしてる度☆5、また読みたい度0%2009/06/09
suiu
0
テキトー。 倍の長さでもいいから、 しっかり描き込んでほしいわ。 ヒーローはいいけど、ヒロインに魅力なし。2015/07/20