内容説明
ノルマン人の初代王が統治するイングランド。領主の娘アーディスは大怪我のせいで子供を産めない体になり、父親は傷物を嫁がせられないと、決まっていた縁談を断った。アーディスは運命を呪った。相手が大領主の息子ジェラード―“若獅子”と呼ばれる、美しく力強い戦士だったから。だが５年後、ジェラードと再会したことで運命が変わり始めた。ジェラード本人が改めてアーディスを見初め、求めてきたのだ。跡継ぎを産めなくても、彼の飽くなき情熱は受け止められる。後悔しないと確信したとき、彼女はジェラードに身を任せた。
著者等紹介
アントン，シャーリー［アントン，シャーリー］［Ａｎｔｏｎ，Ｓｈａｒｉ］
秘書として働きながら創作活動に取り組み、１９９７年、念願の作家デビューを果たした。当初から大型新人として話題を呼んだ彼女は、今では熱い注目を集める人気作家となり、ロマンティック・タイムズ誌でも“並外れたストーリーテラー”と評されている。米国ウィスコンシン州在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ち～
36
大怪我がもとで、子供ができない体となり、大領主の長男ジェラードとの縁談を逃したアーディス。5年後、2人は再会し、5年前の経緯を知らないジェラードはすぐにアーディスに惹かれた。王に結婚の許しを乞うが、一年以内に子供を設ける条件をつけられる。妻は子供を産むためだけ〜なんて言ってたジェラードが、アーディスでなきゃ！と変わっていくところや、アーディスの双子の兄に嫉妬しまくるのがツボ。アーディスはチャーミングで可愛いし、アーディスの兄やジェラードの弟達もカッコよかった。ラストの山場も読み応えあり！おもしろかった！2018/06/11
eko
28
12世紀英。アーディスは狩で猪に襲われ傷物扱いされ大領主子息ジェラードとの縁談を逃す。数年後美しく成長したヒロインに再会したヒーローは求婚するもヘンリー王がトンデモ提案(1年の婚約期間に懐妊しなければ別の妻を)をする。ヒロインにメロメロなジェラードがかなり素敵♡アーディスも聡明で可愛らしく良いカップルなんですよ。愛し合っているのに後継ぎ産めない疑惑のあるアーディスを妻として娶る事が出来ない葛藤。そんなジェラードが彼女に思いの丈を伝えるシーンはホロリ。シンプルながら読ませる展開で面白かった！4部作全部読む。2017/10/14
たまきら
27
ヘンリー1世時代のイギリスが舞台です。女子の人生過酷すぎる…。そんななか、不妊の可能性のある女子を一途に愛する男子にほっこりしました。教科書で読むよりも、ロマンス小説とかで読むほうが宗教の重要性や文化って本当にくみ取りやすいなあ。2018/01/23
ＫＡＺＵ@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
23
良かった～。このヒロイン、とっても良い人。時々、切なくなったり、暖かくなったり、ハラハラしたり。 最後まで目が離せなかった。2018/01/16
tona
10
11世紀イングランドを舞台にした作品ってめずらしいなと思い、手に取ってみたのですが、とても良かった。猪に襲われ、子供のできない身体になってしまったヒロインが、子供の頃に許嫁になるはずだった男性に出会い... というとてもハーレクインらしい設定なのですが、ヒロインも聡明で勇気があり、ロマンスだけではなく歴史小説の側面もちゃんとあるので、読み応えがありました。2015/11/18
