Ｍｉｒａ文庫 回転木馬

シルバーウッド，ジェーン【作】〈Ｓｉｌｖｅｒｗｏｏｄ，Ｊａｎｅ〉/宮沢 ふみ子【訳】

ハーパーコリンズ・ジャパン（2014/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 378p／高さ 15cm
• 商品コード 9784596916129
• NDC分類 933
• Cコード C0197

出版社内容情報

失読症で読み書きのできないフランチェスカは、街の片隅で家族とひっそり暮らしながら、いつかインテリアショップを開く日を夢見て働いている。ある日仕事で赴いた令嬢の邸宅で、フランチェスカはアダムという男性に出会った。代々続く名家の御曹司アダムは、容姿端麗で知的な、将来を嘱望される検事。その彼から思いがけず興味を示され、フランチェスカは戸惑った。彼のような人には平凡な私が新鮮に見えるだけだろう……そう思いつつもフランチェスカは否応なくアダムに惹かれていく。その先に待つ残酷な未来には、気づかずに。

内容説明

失読症で読み書きのできないフランチェスカは、街の片隅で家族とひっそり暮らしながら、いつかインテリアショップを開く日を夢見て働いている。ある日仕事で赴いた令嬢の邸宅で、フランチェスカはアダムという男性に出会った。代々続く名家の御曹司アダムは、容姿端麗で知的な、将来を嘱望される検事。その彼から思いがけず興味を示され、フランチェスカは戸惑った。彼のような人には平凡な私が新鮮に見えるだけだろう…そう思いつつもフランチェスカは否応なくアダムに惹かれていく。その先に待つ残酷な未来には、気づかずに。

著者等紹介

シルバーウッド，ジェーン［シルバーウッド，ジェーン］ ［Ｓｉｌｖｅｒｗｏｏｄ，Ｊａｎｅ］
デトロイトで生まれ育つ。高校時代に小説を書き始め、その後、数々のペンネームで作品を世に送りだしてきた。ロマンスだけでなくミステリーやヒストリカル作品も手がける（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[アン]

完璧ヒーローのアダムと失読症という障害を持つヒロインのフランシー。一途なアダムの愛と文字を読めるように勉強しているが、失読症だとアダムに告げられないで苦しむ姿は切なかった。嫌な登場人物も出てこないのでストレス無く読めました。多少ヒロインはツライかなって思う場面もありましたが・・・＾＾； エピローグが良かったですよ～ 王道ロマンスってやっぱり良いなって思いました♪

2015/06/19

[mao]

再読。はぁ〜良かったぁ(´∀｀)心が洗われたような後読感。名家の御曹司と椅子のカバーを作る失読症のヒロイン。コンテだけど、どこかヒストリカルのような感じが漂う作品。記憶にある以上に、ヒーローがメロメロ一途だった。そして、悲しいほど非の打ち所がないどころが無い。家族代々ハーバード、今から上院議員になろうかという男性と、3世代で失読症なヒロイン。メニュー、トイレ、辞書ゲーム、些細なことが大きな困難となってヒロインを苦しめる。踏み込めないし、打ち明けれない。一方的に拒絶されてもブレないヒーローが素敵だ〜。

2017/03/13

[すもも]

★★★☆☆　直接的な表現がなく、そのところを情緒に置き換えた古きよき時代のロマ本、という印象。ヒーローは非の打ち所がなくて、現代の、イヤ、30年前のまさに王子様といった趣です。たまにはこういうスーっと入ってくるロマンスもいいな♪(BEYOND MERE WORDS 1988年作品)

2015/02/11

[にゃんころ]

はぁ～。よかった。失読症であるがために自分に自信と誇りを持てないヒロイン。どこを取っても完璧なヒーロー。その深い愛情は凍ったヒロインの心までも溶かすのね！自分が抱えている問題を愛する人に打ち明けるのはとんでもなく勇気がいるよね。そのことによって２人の関係が壊れてしまうんじゃないかと思うのは当然であって、なにもフランシーが弱い訳じゃない。その葛藤がわかってこちらも苦しくなりました。特別いじわるな人も出てこずよかったです。でも黒い影にはハラハラしていました。疑ってしまってごめんと言いたい人がいる。

2017/03/25

[ひまわり]

まさに王道でした。失読症ヒロインってリン・グレアムにも何作かあったわね。

2014/11/24