内容説明
有名ピアニストとなったバネッサは12年ぶりに故郷の町に戻ってきた。そこで学生時代の恋人ブレイディと再会する。幼いながらに将来を誓いあった相手だが、ブレイディはある夜、一緒に行くはずだったダンスパーティをすっぽかした。傷ついたバネッサはその後、彼と連絡を取ることもないまま、父に連れられピアニストになるべく町を離れたのだ。歳月を経て魅力的に成長した彼を前に心揺れつつも、あの夜の裏切りを忘れられないバネッサ。だが、やがて彼女は知る―パーティの夜、自分の知らないところで何が起きていたのかを。
著者等紹介
ロバーツ,ノーラ[ロバーツ,ノーラ][Roberts,Nora]
メリーランド州に育ち、1981年『アデリアはいま』でデビュー。以来、天性のストーリーテラーとして精力的に執筆を続ける。98年『マクレガーの花婿たち』で初めてNYタイムズのベストセラーリスト第1位に輝き、翌99年以降の作品はすべてランクイン。J・D・ロブ名義で書いたものも含め、160作以上のベストセラーを世に送り、総発行部数は4億部を超える
風音さやか[カザトサヤカ]
長野県生まれ。編集業務に携わりながら翻訳学校に通い、翻訳の道に入る。1990年ごろよりハーレクイン社の作品を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ち~
32
人気ピアニスト・バネッサは、父が亡くなり、苦痛でしかなかった演奏漬けの生活に背を向けて12年振りに故郷に戻った。自分を無視してきた母と、父と家を出る直前、ダンスパーティーをすっぽかした恋人プレイディへの怒りと共に。見違えた母と我が家。そして、不良だったブレイディは医者になっていた。誰も真実を語らなかった為に12年間も苦しんだバネッサ。両親への複雑な想いと、ブレイディともに新しい関係を始める不安と葛藤するバネッサにハラハラした。時に情熱的に、時に静かに見守ろうとジリジリするブレイディがとても素敵だった。2020/02/11
ドンニ
5
自分を見失ったピアニストのヒロインと初恋の相手、医者のヒーロー。毒父が死んで自分を見出せないヒロインが自分を見つけるために12年前に去った母親の元へ戻ります。なぜ、父と母が離婚したのか。なぜ、自分が去ってから連絡も無く見捨てたのか。ピアニストとして活躍していたけど何を無くしたのか。自分探しのヒロインでした。ヒーローとはお互い愛してあっていたけど、ヒロイン父親に邪魔されてから疎遠に。ヒロイン母も結構な人だと思う。あっさり許しちゃうんだなぁと。父親の事も。ワンコヒーローが良かった。 ⭐︎⭐︎⭐︎☆ 星3.52016/09/19
Ogicch
0
ヒロインは毒親に育てられた割にはまともなお嬢さんだった。母親に対しても精一杯良い娘であろうとするところがまた痛々しい。周りはみんな優しいけど、何もしない人たち。ヒーローはその典型。オッカナイパパがいなくなって、ヒロインの方から故郷にやってきて、初めて行動をおこす。パパが死んでからでも時間は経ってるのに、今まで何してたんだか。いまいち信用できないヒーローだった。2016/12/29
カサブランカ
0
32016/11/13
みータン
0
とても寛大でヒロイン一筋にメロッメロで白馬の王子ほど魅力的なヒーローさま♪ここまでストレートに甘いロマンスも久々^^♪けど、肝心の過去にまつわるヒロイン家族のあり方がどうにも消化不良…。ヒロイン母、なぜやっと帰ってきた娘との関係修復もまともにせず、この時に再婚するの…。すでにここからしてもやもやw ★22012/07/14
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