内容説明
あまたの悪人の中でことに非道で知られる男、それが西部開拓時代の大悪党ジェイミー・ギャラガーだ。彼を巡る伝説は語り継がれ、折しも現在、その映画化が進められていた。監修者として撮影に参加している歴史学者アリスンは、撮影現場で偶然出会った謎の男AJを見て驚愕する。まるでジェイミーの生き写しじゃない!しかも彼はアリスンの反応を楽しみ、さらなる混沌へ誘うかのようにとんでもないことを言い出した。伝説は全部でたらめで、真実は意図的に葬り去られたのだ、と。アリスンは知りたくなった―彼のことをもっと。
著者等紹介
ブロックマン,スーザン[ブロックマン,スーザン][Brockman,Suzanne]
RITA賞を含め、数々の受賞歴を誇るベストセラー作家。1992年に小説を書き始めて以来、たくましいヒーローが活躍するスリリングで読みごたえのある物語を次々と世に送りだしている
皆川孝子[ミナガワタカコ]
東京都生まれ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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oneoeight
2
ヒーロー&幽霊の迷コンビ!(●´∀`)ノ笑える。しかし、こんなに頑張ってるのに報われないヒーローがかわいそうやー;; せめてヒロインだけでも信じてあげてよぉ(´Д`。)で続く☆2011/09/21
yura
2
ヒーローの曽祖父ジェレミーの幽霊が語り手で、彼とメロディの話がインパクト強くて、現代のH/Hのロマンスが薄れてしまうくらい。2011/08/28
uni
1
ロマンス+サスペンス+ヒーローAJの曾祖父の幽霊等色んな要素が盛りだくさんで面白かった。主人公はAJとヒロインのアリスンなんだろうが、私の中ではじいじのジェイミーとメロディーの話が俄然好き。もちろんヒーローAJはお人好し過ぎるがいい男。43歳の彼がジェイミーをじいじと呼ぶのが可愛すぎる。それにAJの家族達がみんな素敵。自分的に残念だったのがヒロインかな。好感度低い…。2011/08/28
nayui
0
★★☆☆☆2010/10/20
kokorika
0
ロマンスだけでなく、いろいろな要素が取り入れられていて面白い。問題を抱えているヒーローとヒロインは、お互い自分に正直で誠実でよい印象。ヒーローがヒロインに秘密を打ち明け、理解してもらえずにへこんでいるとき、慰めようとしている曾祖父の霊魂との会話がとても心に響いてよかった。2012/08/31