内容説明
後見人の叔父に虐待されたすえ放り出されたリリーは、里親のもとで育った。やがてその家の息子タイに恋心を抱くが、兄妹同然ゆえに想いを秘めていた。そんな折、叔父が信託財産を狙って彼女を連れ戻そうとしていることを知ったタイが一計を案じた―リリーを事故死したように見せかけて都会へ逃がすというのだ。そうして、いつまた会えるとも知れないまま二人は離れ離れになった。10年後、リリーの前に突然タイが現れ、衝撃の事実を告げた。「今すぐ帰ってくるんだ。叔父さんが君の“死”を確定させ、財産を奪おうとしている」。
著者等紹介
フィリップス,カーリー[フィリップス,カーリー][Phillips,Carly]
NYタイムズのベストセラー作家。弁護士として開業していた経歴を持つが、長女の誕生を機にロマンス小説を書き始める。7年間に及ぶ努力の末、1999年に北米のハーレクイン社よりデビューを果たした。現在は仲の良い作家仲間3人と“プロット・モンキーズ”を結成し、週末に集まってストーリーの構想を練ったり、共同でブログを運営したりしている
飛田野裕子[ヒダノユウコ]
慶應義塾大学文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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choco
4
可もなく不可もなく…2015/11/24
矢田ふみえ
1
虐待されていたリリーを逃がした。10年後、財産をとられないようにいっしょに立ち向かう。事件が愛を確認されていく。読みやすかった。2話を先に読んでいたことにあとがきで気づいた。2015/08/25
くろうさぎ
1
ひどい話だった。犯人にはもっともっと償いをして欲しかった。ヒロインはとっても寛大だったと思う。二人は結局お互いしか見えてなかったんだよね・・・。2010/03/31
こえん
0
財産があると人生が狂うという見本のような登場人物が印象的だった。離れていたH/Hが再会して~という話として結構好きだし、他にも行く末が気になる人たちがいるので続巻を期待しておきたい。2009/04/03