内容説明
有能な看護師としてキャリアを積んできたエラが、つかのまの休息地として選んだ場所はサウスカロライナの美しい田舎町だった。水と緑に囲まれた小さな家で、新たな雇い主となるハリス・ヘンダーソンは幼い娘を看病しながら野鳥の保護に明け暮れている。彼は鳥たちの傷ばかりでなく、娘の心も顧みるべきだ―父娘の問題を即座に見抜くエラだったが、近い将来を予見することはできなかった。この父娘との出会いを境に、大きく変わりゆく自らの運命を。
著者等紹介
モンロー,メアリー・アリス[モンロー,メアリーアリス][Monroe,Mary Alice]
シカゴ生まれ。アジア文化と日本語を学び、教育学の修士号を取得後、難民のためのESL(第二言語としての英語)教育プログラムの樹立に尽力。英語と日本語の教師、フリーランスのライターとしても活躍する。妊娠中に小説を書きはじめ、人間心理や自然と人との共生に関する深い考察をまじえた独自の作風を確立。現在はサウスカロライナ州パームズ島に住む
風音さやか[カザトサヤカ]
長野県生まれ。編集業務に携わりながら翻訳学校に通い、翻訳の道に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。