内容説明
リズは最愛の姉レイチェル失踪の知らせに愕然とする。牧師の姉が理由もなく自分の教会からいなくなるはずはない。姉の身を案じて教会のあるキーウエストに居を移したリズだが、警察に再捜査を渋られ、自力で真相究明に乗り出す。姉が身の危険を感じるほど恐れていた“彼ら”の正体を暴くのだ。しかし、姉と交流のあった信徒の少女タラは固く口を閉ざし、やがて深夜の教会で惨殺される。それは楽園に巣くう悪魔たちの邪悪な計画の一端にすぎなかった。
著者等紹介
スピンドラー,エリカ[スピンドラー,エリカ][Spindler,Erica]
ルイジアナ州ニューオーリンズ在住。批評家から高い評価を得ているベストセラー作家。著作は世界各国で刊行されている。美術の修士号を取り、ビジュアル・アートの世界で活躍したのち、1988年作家デビュー。アーティストの感性を生かしたみずみずしい描写とドラマティックなストーリーで人気作家としての地位を確立した。95年長編小説『レッド』を発表。以後定期的に新作を発表し、着実にファンの数を増やしている
平江まゆみ[ヒラエマユミ]
1959年生まれ。熊本県出身。上智大学文学部新聞学科卒
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