角川文庫<br> 日本語の冒険

電子版価格
¥748
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

角川文庫
日本語の冒険

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 241p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041046111
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

落語にカルタ、百人一首。日本語の面白さに迫るエッセイ集!■江戸いろはガルタと上方いろはガルタはどう違う? タは「旅は道連れ」(江戸)「立板に水」(上方) ツは「月夜に釜を抜く」(江戸・上方とも同じ) 果たして「月夜に釜を抜く」とは……?■「一日ひとつ得をした」日記を書く。日本語を身につけるいちばんの早道は毎日日記をつけること。■百人百詩 歌謡曲や百人一首、百人百様の、日本の心の一詩を読み解く。■クロスワードパズル 難しい日本語で、言葉遊び。■翻訳 意味を移すということ ■落語とストーリー ■小説の一行目はどう書くか? ■いい日本語とは何か?様々な角度から日本語に迫り、ユーモアの中に日本語の上手な使い方を解く。

阿刀田 高[アトウダ タカシ]
1935年東京生まれ。早稲田大学仏文科卒業。78年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。1979年『来訪者』で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞。1995年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞、2003年紫綬褒章。

内容説明

よい日本語を身につける早道は毎日日記をつけること。デジタル時代だからこそ、よい文章力を身につけたい。コミュニケーション齟齬を防ぎたい。どんなときにもついてまわる、言葉の問題に、作家で教養書の第一人者・阿刀田高がユーモアたっぷりに迫る。カルタに童謡・唱歌、クロスワード・パズル、小説の一行目の書き方。文書を読み、書くことの大原則を踏まえ、ユーモラスに、日本語の上手な使い方をひもとく。

目次

いろはカルタ小説塾
私の好きな五十の歌
遠い日の歌
漢字分解
クロスワード入門
とくとく日記術
5W1Hから
言霊への道
“天使の辞典”道なかば
踊る一文字たち

著者等紹介

阿刀田高[アトウダタカシ]
1935年東京生まれ。作家。早稲田大学文学部卒。著書に、短篇集『ナポレオン狂』(直木賞受賞)ほか、『新トロイア物語』(吉川英治文学賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Norico

22
まさに日本語の冒険。いろはかるた、全部ちゃんと読んだのってはじめてかも。関東版と関西版の違いも興味深い。漢字分解が好き。これで一冊でも読みたいです。あとは、私の好きな五十の歌。いい歌や詩をいくつか覚えていると人生が豊かになる、というのがしみました。私も好きな歌探してみよう!2017/04/02

小梅さん。

13
短編集だけど、どこかエッセイ風。 阿刀田氏の日本語への思いが存分に詰まっているからかな。 母国語である日本語、大事にしたい。2017/02/20

getsuki

11
いろはカルタや短歌、果てはクロスワードパズル……日本語に関するものをテーマに書いた短編集。こういうやり方もありなんだ〜と思わせた一冊。意外な面白さを発見した気分。2017/01/14

ヴァン

9
 軽妙な小説で知られる、阿刀田高の小説形式で語られた日本語論。と言っても堅苦しいものではなく、すらすら読みながら日本語についてのウンチクが頭に入るという趣向である。それでも阿刀田氏のことなので、不思議な味わいの話も入っている。言葉を厳密に考えていく職業らしい筋立てが読んでいて楽しい。2018/06/10

香堂満月

7
思ってた感じの話ではなかったけど、面白かった。個人的に踊る一文字たち、不思議で不思議じゃない感じ(よくわかんないや)が良かった^^あとは単純に日本語の一文字は舐めちゃいかんなと(笑)2017/09/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11229595
  • ご注意事項