ハーレクイン・プレリュード 摩天楼の影

フェラレーラ，マリー【作】〈Ｆｅｒｒａｒｅｌｌａ，Ｍａｒｉｅ〉/島野 めぐみ【訳】

ハーパーコリンズ・ジャパン（2009/02発売）

• サイズ 新書判／ページ数 220p／高さ 17cm
• 商品コード 9784596826121
• NDC分類 933
• Cコード C0297

内容説明

研修医のタニアは過酷なＥＲ勤務に必要以上に没頭することで、十七歳のときの悪夢をよみがえらせまいとしていた。このまま姉たちのように医師になり、病院でひっそりと過ごせたら。だがそんな思いも、宝石泥棒を捕まえ、負傷したジェシーが救急車で運ばれてきて以来、大きく揺らぎはじめた。ジェシーのようなハンサムな男性に近づいてはいけない。わたしは過去の苦い経験から十分すぎるほど学んでいる。夢中だった大学生に幼い恋心を暴力によって踏みにじられて以来…。でも彼のやさしさは、タニアの気持ちを徐々になごませていった。ところが、ようやくつらい過去をのり越える勇気を奮い起こし、心を開き始めた彼女のまわりで、奇妙な事件が相次ぐようになった。

著者等紹介

フェラレーラ，マリー［フェラレーラ，マリー］［Ｆｅｒｒａｒｅｌｌａ，Ｍａｒｉｅ］
ヨーロッパに生まれ、ニューヨークで育った。現在は南カリフォルニア在住。ＵＳＡトゥデイ紙のベストセラー・リストの常連で、アメリカ・ロマンス作家協会のＲＩＴＡ賞の受賞歴も持つ。これまで百五十作を超える作品を発表し、マリー・ニコールの名でも執筆。世界中の多くの読者から支持を得ている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[akiyuki_1717]

暗い過去を持つヒーローとヒロインですが、努力を惜しまず、夢を叶えている二人です。ヒーローがとても長い目でヒロインを包んでいるのがグッときます。ヒロインの母親が五人も娘がいる割には些細なことで大騒ぎするのがちょっと不思議だった。夫も警官だったなら、色んな意味でもっと大きく構えた母親の方が良かったかな。そして最後はあまりにバタバタで、あっさり終わってしまって、もっとロマンス部分を盛り上げられたはずで、そこが残念でした。シリーズものなので後のストーリーで出てくるのかな？

2016/08/02

[oneoeight]

人を愛する事に臆病になったヒロインと元彼女のせいで恋愛はしばらくいいやと思ってたのにヒロインに惹かれちゃったヒーローとのお話。ヒロインが未だに癒えない心の傷を仕事で紛らわそうとしてるのが・・・( ノω-、） ヒーローは、そんなヒロインを急かさず包み込むイイ人なんだよぉ。　最後バタバタだったからエピローグがあればよかったのにと思った。シリーズ物だから次作でチラッと出るかな～？この犯人の思考が気持ち悪い系でなかなかブキミだった度☆５、また読みたい度３０％

2010/06/11

[こえん]

H/Hの過去の恋愛運のなさにびっくり、片方だけならともかくふたりともだもんね。それが原因で目立つことを恐れつつも、犯罪に対しては行動を起こしちゃうヒーローの正義漢ぶりが○。殻に籠もってるヒロインを想って気遣うところも良かった、ヒロイン家族の賑やかさもいいアクセントになってた。

2009/08/24