十九世紀の聖夜―クリスマス・ストーリー2004 四つの愛の物語

十九世紀の聖夜―クリスマス・ストーリー2004 四つの愛の物語

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  • サイズ 新書判/ページ数 421p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784596808189
  • NDC分類 933
  • Cコード C0297

内容説明

『クリスマス・ローズを捜して』―ローズはロンドンから遠く離れたいとこの城でクリスマスを迎えようとしていた。かつて彼女が巻き込まれたスキャンダルも、田舎の社交界では知られていないはずだ、安心して食事会を楽しめばいい。そう思っていた彼女の前に、以前あらぬ疑いをかけてきたサー・マイルズが城の招待客だといって現れた。彼はわたしの過去を暴くつもりだろうか?『谷に響くキャロル』―一八七〇年のクリスマス、ウェールズの谷にキティ・モードが帰ってきた。幼いころから彼女に憧れていたガレスは、再会したその夜こっそり寝室に忍び込み、熱い思いを打ち明けた。キティ・モードもガレスのことはずっと好きだった。だからこそキスも受け入れた。しかし、キティ・モードにはどうしても彼を愛することができない大きな理由があった。『ともしびをかかげて』―北軍大尉トラヴィスと南軍支持のイザベルが初めて会ったのは、南北戦争が始まって一年後、南軍の勢いに陰りが見えはじめた十二月のことだった。屋敷を接収しようとする憎むべき敵なのに、彼女はトラヴィスに惹かれてしまう。その紳士的な態度、優雅な軍服姿、激しい情熱に。やがて戦いは熾烈をきわめ、彼女は愛と道義の間で選択を迫られて…。『金の星に願いを』―お金はない。そして職もない。病気の妹には薬が必要だ。そこでヴェリティは窮余の策を思いついた。偽名を使って、劇場の踊り子になったのだ。時は十九世紀、紳士にとっての踊り子は娼婦も同じ。フォリングズビー子爵も遊び目的で近づいてきた一人だ。でも彼の誘いは断れなかった。クリスマス休暇を一緒に過ごせば五百ポンド払うと言われたのだ。

著者等紹介

マーシャル,ポーラ[マーシャル,ポーラ][Marshall,Paula]
イギリスはレスターに生まれ、ノッティンガムで育つ。勤め先の資料図書館で同じ司書の夫と出会い、結婚。三人目の子が学校に入ったのをきっかけに、英語の臨時講師として働き始めるが、その後再び大学で歴史を学び、学士号を取得した。そこで得た知識を歴史ロマンスの執筆に役立てている

ムーア,マーガレット[ムーア,マーガレット]
数々の賞を受賞し、現在彼女の作品は14カ国で出版されている。カナダのトロントに夫と二人の子供と住んでいる

グレアム,ヘザー[グレアム,ヘザー][Graham Pozzessere,Heather]
情熱的なロマンスと息詰まるようなサスペンスの名手として名高いベストセラー作家。三つのペンネームを駆使して90を超える作品を著している。それらの作品は、15カ国語に翻訳されて世界中で2000万部以上の発行を誇る。南フロリダに住み、作家、妻、五人の子の母として大忙しの毎日を送る

バローグ,メアリー[バローグ,メアリー][Balogh,Mary]
イギリスのウェールズに生まれる。幼いころから物語の創作が好きで、高校教師を経て作家になる夢を果たした。1985年にデビュー作でRT賞の新人賞を受賞して以来、60作以上の長編と20作以上の短編を著している。三人の成人した子供がおり、現在は夫と二人でカナダに住まいを構えている
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

糸車

15
「金の星に願いを」が読みたくて購入し、どれもぐっときました。「ともしびをかかげて」は南北戦争のさなかのお話。南軍・北軍どちらに属していても同じように信念があり、失われる命の重さは変わらない。祈るような思いで待っている家族も同様に。敵味方でありながら愛し合ってしまったヒーローとヒロイン。尊敬に値する男性に求められても、どうしても最後の一歩を踏み出せないヒロインがどこで考えを変えるのだろうと心配しながら読み、・・・泣きました。老人の生き様がすべての答えでした。キリスト教徒にとってのクリスマスの意味を実感。2013/05/06

ぽこ

4
「クリスマスローズを捜して」あらぬ醜聞を流され社交界から追放されてしまったかわいそうなヒロイン。彼女の人柄から、だんだんと誤解が解けていくところが良いです。「金の星に願いを」いくらお金がなくても、ヒロインはここまで身を堕とさなければいけなかったのか?身を堕としてしまったのに何だか楽しそうにクリスマスを過ごしているヒロインに少々図太さを感じたものの、面白く読了しました。2015/02/03

のんの

2
クリスマス前に読みたいと思って、12月まで読むのを待っていた作品。ハーレクイン小説だけど、普通に面白かった。たまには、恋愛ものの短編のクリスマス小説読むのもいいな。2023/12/11

早川珠生

1
時おり迷惑な男性に好かれるヒロインがいて気の毒だよ 何年も経って謝罪されてもなぁって思ってしまいます2011/11/18

くろうさぎ

1
「クリスマス・ローズを探して」なんて迷惑な男に好かれてしまい不幸におちいってたヒロイン・・・・!「谷に響くキャロル」鉱山持ち主の息子がカナダで報いを受ける事をみんな望んでると思われる。ヒロインは実は芯のとっても強い女性でした。「ともしびをかかげて」南北戦争のさなか、敵対しているなか出会ってしまったヒーローとヒロイン。一番切なくて哀しい話だった。「金の星に願いを」妹の病気の為に一人薬代を払うために働くヒロイン!しかし、このヒロインは自分の思い通りに周りの人を動かしてしまう女性だったなぁ・・・。2010/12/30

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