講談社文庫<br> 喰うか喰われるか 私の山口組体験

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講談社文庫
喰うか喰われるか 私の山口組体験

  • 溝口敦
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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065314647
  • NDC分類 368.5
  • Cコード C0195

出版社内容情報

ヤクザからどう脅され、どう報じてきたか。
辻原登、鈴木智彦絶賛の自伝的ノンフィクション。

自らを刺傷され、編集部に暴漢が押し寄せ、息子までが狙われる。
三度の襲撃に見舞われながら、日本最大の組織暴力と真っ向立ち向かい続けた著者による、
半世紀にわたった戦いの記録。

第一章「血と抗争」を出す 短命に終わった「月刊”TOWN”」
第二章 山一抗争 プロのライターへの船出
第三章『荒らぶる獅子 山口組四代目』 竹中兄弟の侠気
第四章「山健一代記」 渡辺芳則との食い違い
第五章『五代目山口組』刊行と襲撃事件 緊張の日々
第六章 もうひとつのFRIDAY襲撃事件 『民暴の帝王』でおちょくる
第七章 同病相憐れんだ伊丹十三 チャイナ・マフィアの根城に乗り込む
第八章 宅見勝暗殺事件 中野太郎との会話
第九章 渡辺芳則への嫌がらせ 『食肉の帝王』と『山口組経営学』
第十章 山健組は「事故体質」か 息子も刺された
第十一章 弘道会最高幹部との対決 『魔女の履歴書』
第十二章 山健組に実質勝訴 差し出された和解金
終 章 近づいた山口組の終焉 最期まで見届けるか

解説 鈴木智彦(ジャーナリスト)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

JILLmama

22
溝口さんのルポ、初読みです。山口組との50年。 いやー、すごい。全くヤクザ相手でも怯まず。 自分が刺されても息子が刺されても怯まず。 これを読めば山口組について、ある程度の知識が得られます。細木数子もでてきます。2023/05/11

ランフランコ

8
ヤクザのこと色々書いたらヤバいだろ。刺されたり、裁判したりしているが、堅気のライターがヤクザとやり合ってるてのは凄い。ヤクザと正面から話しして分かってもらえたりするんだな。かなりヤクザの要求を突っぱねたりしているが、そうこうするうちにヤクザからも信頼されたりする。著者はヤクザにとっても利用価値があったんだと思うが、とにかくそうした度胸に感嘆する。普通は触らぬ神に祟りなしだと思うが。2024/02/07

すったもんだ

5
冒頭。エッセイ風で自分のことばかり書くライターを批判するような文が入るのだが、実際読んでみると自分のことばかりで、肝心の暴力団の内情がふわっとしていて終始流している為全然頭に入ってこない。2024/01/02

ワンモアニードユー

4
暴力団モノの本格派、溝口敦氏の半生記。いや、すごい。こんな根性は絶対持てない。鈴木智彦氏の解説の感慨もよくわかる。ネタは通俗寄りてますが、ジャーナリズム感が滲み出ている良作。2023/05/10

wakazukuri

3
暴力団山口組を恐れることなくルポし、連載や本にする著者の精神力はすごいと思う。それがゆえに読者をも引き付けるのだろう。暴力や金の権力に屈することなく、自分の意思貫徹。読み応えがあった。2023/08/02

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